Event Report

ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2013 プレス発表会

2013年7月8日(月) フランス大使館

日本のフランス料理界の底力

早くも今年で3年目となる本イベント。この日集まったシェフや関係者の表情、コメントからは、情熱と自信、さらに上を目指す野心の一端が垣間見えた。日本のフランス料理界の原動力、ここにあり。

格好いい!シェフたちは、開会前にリラックスしている立ち姿でさえ様になる。皆一様に背筋がピンと伸び、視線は常に前。アイロンの効いた真っ白いシェフコートを着てエプロンの紐を縛る姿に思わず萌え、いや思わず見惚れる。

食べるために生きる国

ご存知のとおり、フランスは美食の国だ。「フランス料理」を大切にし、子供の頃から本物を味わう機会もあると聞く。2010年、フランス料理は無形文化遺産に。食を愛し、ワインをたしなみ、テーブル越しの会話を楽しむ。ルイ14世の時代からフランス人が大切にしてきたものだ。食に対する美意識という点では日本料理との共通点も多い。

東京以外でも盛り上げる

今年のイベントテーマは、「発見!日本のテロワール」。関係者には、東京以外の地域でも、もっとこのイベントを盛り上げたいという熱い想いがある。日本各地の地元の食材とその生産者と、フランス料理とそのシェフとを結び付け、料理をより多くのお客様に味わってもらう。これは、「地方」の持つ独自性、豊かさを大切にするフランス料理界の考え方とも合致する。

熱い想いを乗せて走るキッチンカー

今年のイベントを盛り上げるプレイベントとして、北は札幌、南は福岡から、2台のキッチンカーが来日フランス人シェフを乗せ、それぞれ東京を目指す。途中の都市では地元のシェフが車を出迎え、地元の食材を使い一緒にフランス料理を提供する。その収益の一部は、被災地への炊き出し支援を行う「ラ・キャラバン・ボン・アペチ」に寄付されることになっている。実はこのキッチンカー、1台は昨年東北で活躍したものだ。自分の店で料理を提供するだけでなく、店を飛び出し、本イベントを通じた社会貢献活動がしたいというシェフたちの想いから実現した企画だ。

フランス料理でつながる

壇上のシェフや生産者のコメントに込められていたのは、「食を通じて、日本を、地方を盛り上げたい」「フランス料理を、食事を楽しんで欲しい」「フランス料理を通じた出会い、つながりを大切にしたい」ではなかったかと思う。本イベントもアラン・デュカスの求心力のもと、錚々たるメンバーが集って早3年目。互いにフランス料理(界)の発展、食を通じた社会貢献に情熱を注ぐ面々。壇上の顔は、皆、若々しく、エネルギーに満ちていた。

ようやく夏の暑さが一段落して秋の気配を感じ始める頃、この美食週間がスタートする。ぜひ多くの方に1店でも多くのレストランに足をお運びいただき、日本の食材とフランス料理の奏でる味わいと素敵な時間を楽しんでいただきたい。