Event Report

「こども展」~親子で楽しむアートワークショップ~

2014年5月17日(土)コミュニケーションプラザ ドットDNP

東京・六本木の森アーツギャラリーの「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」の開催に合わせて、親子で参加できるアートワークショップを開催しました。

展覧会のテーマである「親子の絆」を軸に、目と手を使いながら体験的に作品への関心を深め、美術館に足を運びたくなるように用意されたユニークなプログラムで、講師は、こどもと美術館をつなぐ活動をしているアートナビゲーター氏川こずえさんが代表を務めるNPO「はじめまして美術館」と美術関係の経験豊富なスタッフです。

前半は、「こども展」に出展された作品のポストカードを使って、作品をじっくり観察する力を養うカードゲーム。色や形、描かれたイメージや印象など、時には家族で相談しながら作品の共通項をみつける絵のしりとりからスタート。その後各自気になる作品を1枚選んで、作品から感じた「ことば(キーワード)」を紙に書きだしていきました。

後半は、前半で書き出した言葉(キーワード)から感じた色や形を、オイルパステルを使って線や面で抽象的に表現するお絵描きタイムへ。最初は緊張気味のお子様も、お父さん、お母さん、おばあ様の声に後押しされて、楽しそうに画用紙に描いていきました。
途中それぞれの画用紙を交換し、家族合作の抽象画、二作品の完成です。壁に並べて展示して、全員で鑑賞しました。

家族合作の二作品は、感情や感覚が色となり、形となって面白いくらい似通っていたり、共通点があったり、まるで絵の中で家族がおしゃべりをしているような「対話」がありました。
額に入れるとまた表情が変わり、2枚がまるで1つの絵のようになり、今回のこども展のテーマである「親子の絆」が感じられました。
大切なのは絵の巧拙ではなく、親子の対話なのかもしれません。

最後は美術館訪問時のマナーを絵本仕立てにご紹介。
「美術館には天使がいるよ、耳をすませてごらん」というお話に、子供たちは興味深々。
アートナビゲーターの氏川さんから「今回のワークショップで会話しながら一緒に作品を作ったように、美術館でもぜひ親子で対話をしながら鑑賞を楽しんでください」とメッセージが贈られ、イベントは締めくくられました。

ただ美術展や作品を楽しむだけでなく、親子で時間を共有するかけがえのない機会ともなった今回のワークショップ。参加された方々が、美術を通しこれからどんな時間を親子で共有されるのか楽しみです。

【担当より】

5歳から8歳の小さなお子様には、2時間のワークショップは少し長い時間でしたが、楽しそうにゲームや絵画制作に没頭していた姿が印象的でした。
「家族で楽しめるダイナースらしいイベントを」という弊社の希望により、こども展の協賛先の大日本印刷様、美術出版社様にご協力いただき、ユニークなアートイベントを実施することができました。有難うございました。