ホーム > グルメ > 『SIGNATURE 今月の一皿』 No.71 夏の週末、モッツァレラランチ

ダイナースクラブ会員様にお送りしている会員誌「SIGNATURE」より、選りすぐりの一品をご紹介します

WEB限定 今月のもう一皿

週末のランチタイム。夏の日差しを浴びてくつろぐテラス席に似合うのは、きりっと冷えたスプマンテ。そのお相手となる一皿は、フレッシュでジューシーなモッツァレラだ。

夏を間近に控え、木漏れ日から清々しい風を感じるにはやっぱりテラス席がいい。フレッシュなモッツァレラとワインを楽しもうと、休日のお昼に『オービカモッツァレラバー』に行ってみる。テラス席に座り、スプマンテで乾杯しようとした時、物凄い香りが辺りを包んだ。その正体はトリュフ。ぐっと一飲みした後、支配人の茂木さんに尋ねてみると、「5月に店をリニューアルして新しくピッツァをはじめました」とのこと。我々も早速この「タルトゥーフォ」という、モッツァレラとトリュフのピッツァを注文した。ここのピッツァは、古代ローマ時代から続いている伝統レシピの「ピンサ」を元にしている。特筆すべきは「低温48時間発酵」させた生地で、サクサクの後にジューシーさがやってくる。そのこだわりの生地にたっぷりとトリュフを載せた「タルトゥーフォ」。トリュフの香りがかなり継続するので、ワインがどんどん進む。そういえばピザの形が楕円なのもローマ時代の名残なのかもしれない。

この『オービカ』は、イタリア・ローマが発祥の店で、東京はアジア1号店だ。メインメニューはカンパーニャ地方だけで採れる水牛の乳のみを原料としたモッツァレラで、「mozzare(引きちぎる)」という言葉どおり、ハンドカットで作られているのが特徴。チーズというと軽食に感じるが、本国ではメイン料理としても楽しむらしい。ここでは本国から48時間以内に空輸されてくるので、新鮮な香りを存分に楽しめる。僕の一番のおすすめは「アッフミカータ」という燻製バージョン。水牛の乳の本来の甘さだけでなく芳潤な香りが鼻に抜けてくる、癖になる香りだ。もちろんパルマのプロシュットやローマのサラミといった付け合わせも充実している。めずらしい日本初上陸のイタリア地ビールとの組み合わせにも心躍る。詳しくはWEBの「今月のもう一皿」で紹介しよう。

写真・岡村昌宏 文・下谷友康

オービカ モッツァレラバー 六本木ヒルズ店OBIKA MOZZARELLA BAR, Roppongihills

本場イタリアのモッツァレラの美味しさを伝えるモッツァレラ専門バー『オービカ』。シグネチャーメニュー「3種の水牛モッツァレラチーズ盛り合わせ」(80g3,500円)はマストでオーダーしたい。トリュフたっぷりの「タルトゥーフォ」(3,400円)ほか、サイドメニューも充実しているので、大勢で出かけてシェアするともっと楽しめそうだ。

※この記事に掲載の金額は取材当時の消費税率込の料金です。

住所 東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズ ヒルサイドB1F
電話 03-5786-6400
営業時間 11:00~23:00(L.O.22:00)
※金・土曜・祝前日は24:00(L.O.23:00)まで。
定休日 なし

WEB限定 今月のもう一皿
イタリアン地ビール

ビールを「もう一皿」として取り上げるのは語弊があるかもしれないが、ここはひとつお許しいただきたい。というのも、紹介する地ビールは、日本広しといえど(?)、ここ『オービカ』でしかお目にかかれないからである。
まずはドリンクメニューを所望されたし。スプマンテ、ワインなどのこれぞイタリア、といったドリンクを差し置き、メニューのトップに堂々と地ビールコーナーがあり、ロンバルディア、エミリオロマーニャ、トスカーナといった、これまたワインで有名な州から届いた地ビールがリストアップされている。
特筆すべきはそのサイズ。写真からもおわかりいただけるが、どれもワインのフルボトルサイズなのだ。そして、ワインクーラーの中で冷やしながら適温でいただく。これもなんともワインっぽい。茂木さんにお尋ねしたところ、あまり知られていないがイタリアでも食前酒として地ビールは人気なのだとか。
とっても珍しいイタリアの地ビール。どれにしようか迷ってしまうが、これもワイン同様、お店の人に尋ねてみよう。ご自慢のモッツァレラや素朴な風味のピザ生地にぴったりの地ビールに出合えるはずだ。
写真右:マルテサナ ビアンカ(ロンバルディア)4,000円、左:コムンアーレ アミアータ(トスカーナ)4,200円。

※共に税込み。
※この記事に掲載の金額は取材当時の消費税率込の料金です。

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