ホーム > グルメ > 『SIGNATURE 今月の一皿』 No.77 豪快、アンガスビーフ!

ダイナースクラブ会員様にお送りしている会員誌「SIGNATURE」より、選りすぐりの一品をご紹介します

WEB限定 今月のもう一皿

東京タワーのふもとで歴史を刻む、 会員制クラブ「東京アメリカンクラブ」に会員でなくても予約ができるレストランが誕生した。東京にいながらにしてアメリカらしいフレンドリーな雰囲気が心地よい。

東京・麻布台に1928年に設立された在日外国人向け会員制クラブ「東京アメリカンクラブ」。まだ子供だったころ、たまに訪れる機会があると、何だか秘密めいた雰囲気に心がワクワクしたことを思い出す。というのもここは完全会員制で一般には開放されていなかったからだ。まさに「東京のど真ん中の隠れ家」である。

そんなクラブが2011年に全面改装を経て、同年11月に初めてメンバー以外でも利用できるレストラン『Decanter(デカンタ)』をオープンした。1万本以上のストックがある見事なワインセラーを通り抜けると、パープルとシルバー、ピンクを基調とした妖艶な雰囲気のダイニングがドーンと現れる。今度は大人のワクワク感だ。

iPadのメニューでまず圧倒されるのはワイン。最初にシャンパンを飲みながらメニューを楽しむ時間は最高だ。じっくりと吟味して今月の一皿に選んだのは「ニューヨークストリップロイン・16オンス(448g)」。分厚いステーキはさすがに存在感抜群だ。充分にエイジングされたアンガスビーフは肉本来の赤みを感じさせながらとてもジューシー。塩胡椒の味付けがシンプルで一番美味しい。シェフのリンジーさん曰く、「マイルドでしっとりとした質感はウェットエイジングされたビーフだから」とのこと。流暢な日本語で笑って話してくれた。気がつくと完食、自分でも驚きだ。

豪快にくさび形にカットされたレタスのサラダは定番の「ウェッジ」。ピクルスや鶉の卵、ブラックチェリートマト、メイプルシロップに漬け込んでキャラメリゼされたベーコンなどをスティルトンチーズのドレッシングで混ぜ合わせて食べる。素材同士の微妙な味の変化が面白い。

気がつくと外国人のお客様が多く、まるでアメリカにいるような錯覚を起こす。とてつもなく非日常的だ。アメリカと日本が握手しているような光のオブジェを通り抜け、テラス席に行けば、そこは東京タワーの真下の特等席。暖かい春が待ち遠しい。

写真・阿部昌也 文・下谷友康

デカンタDecanter

アンガスビーフは、ネブラスカ、コロラド、カンザス、ミズーリで飼育されるアメリカでも珍しい政府認定の黒毛牛。そんなレアなビーフを日本で食べられるのはうれしい限り。16オンス(448g)7,500円。定番サラダの「ウェッジ」は2,200円。デザートのおすすめは「ホットファッジサンデー」(1,200円)。スモールポーションなのでステーキの後でも別腹でいかが?

  • ※この記事に掲載の金額は取材当時の消費税率込の料金です。
  • ※平日は20歳未満入店不可。土曜日と祝日は8歳以上は入店可能。
住所 東京都港区麻布台2-1-2
電話 03-4588-0675
営業時間 18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 日曜日 ※要予約

WEB限定 今月のもう一皿
ロー バー オン アイス

アメリカ気分をぐっと盛り上げてくれるアンガスビーフの分厚いステーキの前に、これまたアメリカンなスターターはいかが?シェフのグレイさんのおすすめは、ロー バー オン アイス(6,500円/税込)だ。
氷がたっぷりと敷き詰められた透明なガラスの器の上に、ボストンから届いたロブスター、北海道産ホタテ、ホワイトタイガーやマグロのタルタルが大胆に盛り合わせてある。ソースはタラゴンのアイオリソースと赤ピーマンのカクテルソースの2種類。ちょっとずつあれこれと試してもいいし、さわやかにレモンだけを搾っていただくのもいいだろう。ワインはもちろんキリリと冷えた白で決まりだ。
素材はとってもシンプルだけど、気分を盛り上げてくれるこの一皿。ステーキと同様になぜかオーダーしたくなるアメリカンなスターターだ。
※この記事に掲載の金額は取材当時の消費税率込の料金です。

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