ホーム > グルメ > 『SIGNATURE 今月の一皿』 No.93 ベイサイドでヘルシーランチ

ダイナースクラブ会員様にお送りしている会員誌「SIGNATURE」より、選りすぐりの一品をご紹介します

WEB限定 今月のもう一皿

お台場まで足を延ばすと、ちょっとしたリゾートに来たように錯覚する。

風の音と緑を感じながら、開放的な海辺を散歩するのはとっても気持ちがいい。これからの季節、さらに気持ちがいいのは、テラス席での食事だろう。お台場ならば海に臨むレストラン、『ホテル日航東京』内にあるコンチネンタルレストラン『テラス オン・ザ・ベイ』がおすすめだ。目の前は海とレインボーブリッジで、わざわざ訪ねてみる価値のある景色だ。

今年5月からスタートした「キュイジーヌ・マンスール」というランチ限定コースは、ちょっと面白い。フランス人シェフのミッシェル・ゲラール氏が提唱した、“油を控えて素材の味を活かすことで、食べても太らない料理”という意味があるそうで、なんだか夢みたいなメニューだ。

この東京野菜をふんだんに使った地産地消のヘルシーメニューを監修したのは、日本初のアスリートフードマイスターの村山彩さん。自らもトライアスロンなどハードなスポーツをこなす村山さんは、このメニューを「運動後にぜひ食べてほしい」と言う。スポーツの秋、食欲の秋だからこそ身体に優しい食事はうれしい。東京の複数の農家から直送している東京野菜を、シェフの石月俊一さんと協議を重ね、美味しさとヘルシーさを両立させた料理に仕立てている。「低温調理したサーモン ピストゥー風味」は、直前にベジタブルブイヨンを注いで食べる。時間をかけて煮込んだスープはサーモンに深みを増す。あっさりしているけれど、けっして薄くなくコクがある味付けだ。色とりどりの東京野菜も生きている感じだ。

「戻りカツオのシアード、十六穀米とワカモレのガトー見立て」には、多くの食材が使われている。素材の味を失わずバランス感抜群である。美味しい食事と素晴らしい景色に、ついついワインを注文してしまうことになっても、それは仕方がない。ランチで満喫したら、次回は素晴らしい夜景を楽しみにまた訪れたい。

写真・阿部昌也 文・下谷友康

コンチネンタルレストラン テラス オン・ザ・ベイ

村山彩さんによる「キュイジーヌ・マンスール」は、このレストランのスペシャルランチコース。アミューズ、冷前菜、温前菜、メイン(魚or肉)、デザート、コーヒーまたはヒーリングティーがセットとなって3,000円。よりヘルシー志向の方にはホテル内のSPA然 TOKYOの入場券付プラン5,500円もおすすめだ。

※価格は共に税・サービス料抜です。

※メニューは季節ごとに変わります。

住所 東京都港区台場1-9-1 ホテル日航東京3F
電話 03-5500-5580
営業時間 11:30~14:30(夜の営業(17:30~21:30)では「キュイジーヌ・マンスール」の提供はありません。)
定休日 無休

WEB限定 今月のもう一皿
牛ほほ肉と2色のフランス産オリーブの赤ワイン煮込み

『テラス オン・ザ・ベイ』のメニューは、基本的にコースメニューだ。味、量ともにとてもバランスがよいので満足するのはもちろんなのだが、時にはコースにない料理に浮気をしてみたくなる。そこで「アラカルトメニューはありませんか?」と尋ねてみたところ、なんとありました、ちゃんとしたアラカルトメニューが。そして、ヘルシー料理で満たされたお腹にこっくりとした肉料理がアピールしてくるような……。

ということで「牛ほほ肉と2色のフランス産オリーブの赤ワイン煮込み」(6,300円/税抜)をオーダーした。赤ワインとルビーポルトで4~5時間かけて煮込んだほほ肉は、ほろほろと口の中でとろける。仕上げにオリーブを入れるので酸味もきいていて、意外にさっぱりしている。料理全体の構成がまことに上品なのは、やはり正統派ホテルのダイニングならではだ。

コースメニューにちょっぴり飽きたら、アラカルトメニューをそっとお願いしてみるのも、『テラス オン・ザ・ベイ』での楽しい食の記憶となるだろう。

バックナンバー

※内容は全て掲載時のものです。その後、変更されていることもございますので、あらかじめご了承ください。

最新号はこちら