SIGNATURE GIFT SPECIAL Vol.1

鈴木敏夫さん、母の日を語る

鈴木敏夫さんといえば、言わずと知れたスタジオジブリの敏腕プロデューサー。実は、鈴木さんと『青山花茂本店』のご縁は、同社の三代目・北野太郎の長女だった洋子さんと、鈴木さんの奥様がご学友だったことに始まる。その鈴木さんがご自身の考える「母の日」について、『青山花茂本店』の若旦那・北野雅史さんに語ってくれた。

写真・栗林成城 文・渡邉昌美

鈴木敏夫(すずき としお)

株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団副理事長。1948年、名古屋市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。『アニメージュ』の編集長時代、『風の谷のナウシカ』の映画化をきっかけに高畑勲、宮崎駿作品の製作に携わる。85年スタジオジブリの設立に参画し現在にいたる。『仕事道楽』『ジブリの哲学』など著書多数。

『青山花茂本店』との出会い

鈴木敏夫(以下S) 僕も学生時代は渋谷に住んでいたんですよ。それこそ下宿なんで、お風呂屋さんに行かなきゃなんない。僕のところからお風呂屋さんてね、『花茂』の前を通るんですよ。

北野雅史(以下K) 裏側のお風呂屋さんですか? ありましたね、昔。

S:紀ノ国屋の裏。僕、あのお風呂屋さんへ行ってたんですよ。あるいは渋谷川沿いを歩いてキディランドの裏。この2軒しかなかったんですよ。日によってどっちに行こうかなと。結構お風呂好きだったから、『花茂』は頭にこびりついていてね。カミさんと知り合う中で話を聞いて「へえ、そうなんだ」って。そうしたら余計特別に見えたっていうのもあるんですよね。

K:そうだったんですね、以来25年にわたりご愛顧いただきありがとうございます。ところで鈴木さん、「母の日」の思い出などはありますか?

S:「母の日」にお花を贈ったりって、僕は全然したことないんですね。今日は特別だといって何かをやるっていうのは苦手なんです。僕の場合は、ウチのオフクロっていうのがもうすぐ92歳になるんですけれど、毎週日曜日、できることなら二人で散歩に出るっていうのをかれこれ十何年続けているんですよ。

K:なかなかできることじゃないですよね。

S:これはね、80歳になるまで母をほったらかしにしていた僕の負い目もあるんです。

K:お母様はそれまでどちらにいらしたんですか?

S:名古屋なんですよ。それで東京に呼んで何をしようと思ったときに、ふと思いついて東京中のお寺巡りを始めたんです。最初は家の近辺から廻り始めて、一通り巡ってしまったから今度は少し足を延ばそうとか。お寺ではくだらないことばっかり言ってるんですよ。オフクロが「こんなところ来たっておもしろくない」って文句を言う時もあるんですよ。「いやそうじゃない」って。「今日はスコップを持ってきたから、ここに穴を掘ってオフクロを埋めるんだ」と。そうすると「バカ」とか言って怒り出して元気になるんですよね(笑)。

K:特に花を贈られることはないということでしたが、お母様のお好きな花をご存じですか?

S:オフクロが花の中で一番好きなのは蘭なんですよ。僕と同じマンションに一人で暮らしているオフクロの部屋に今10個くらいあるんです。

キャッチフレーズは
「毎日が母の日」

K:いただいたものを置いて、また咲かせたりする感じですか?

S:やり方は下手なんだけれども、枯れた後も水をやり続ければある時期になるとまた咲きますよね。右に向いたりバラバラになっちゃうけれど、でもそれを置いてあるんです。僕はある時期からその蘭に水をやることを日課にしたんです。なぜそういうことを始めたかというと、人には寿命があるけれど、もしかしたらこの蘭の花で母は少しは長生きするかなぁっていう。これだけ華やかな花でしょう? そうすると何かひっぱってくれるんじゃないかなっていうね。だから毎朝ご飯を食べた後はオフクロに会って蘭に水をやる。そしてそこで会話を交わす。

K:そうですね、花は心を穏やかにしてくれますよね。お母様とはどんな会話をされるんですか?

S:「これだけ花に囲まれてたらね、せめてこの世の極楽だと。あの世に行ったら地獄かもしれない」(笑)。こういうことを言うと元気になるんです。そして怒り出すんですよ。だからオフクロにはいつも嫌みを言うっていうのが彼女へのプレゼントかなって(笑)。

K:それだけ日々接点があると、毎日贈りものをされている感じじゃないですか?

S:すぐくだらないことを思いつくんですけども、「毎日が母の日」っていうのをキャッチフレーズにして(笑)。

K:よいヒントをいただきました(笑)。

S:日頃何もやっていないと特別な日が必要になるんだろうけども、日常的にやっていたらそれは問題じゃなくなるんじゃないかという気がするんですけれどもね。それはそうと何故勤めを辞めて後を継ごうと思ったんですか?

K:100年以上続いた花屋を私の代で絶やしてはいけない、と直感的に思ったのが大きいです。最高級の花を品揃え良く取り扱う花屋は全国に数えるほどになったと聞きますので、『青山花茂本店』の花に期待して買ってくださる多くのお客様や、良質の花を作ってくださる生産者さんのことを思うと、事業を存続させる責任を感じます。そして、良質な品物を求めていらっしゃる新たなお客様に、“本格派花屋”の品物に触れていただけるよう、努力していかなければと思っています。

S:ぜひ!

北野雅史(きたの まさひと)

『青山花茂本店』五代目。1983年、東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、8年間の外資系コンサルティング会社勤めを経て、『青山花茂本店』の事業に参画。「この仕事の最大の喜びは、それがプレゼントであれ、ご自宅用であれ、皆さんに綺麗だった、うれしかったと必ず感動していただけることです。よい伝統は保持して、変えるべきところは積極的に変えていきたいですね」と語る。

「花を捨てるか、信用を捨てるか」

品質日本一を自負する『青山花茂本店』では、少しでも劣化の兆しが見えた花は迷いなく捨てる。それが信用につながるという、二代目・北野豊太郎の店訓である。

『青山花茂本店』は1904年の創業以来、花持ちのよさも追求してきた。徹底した鮮度管理と代々受け継がれてきた秘伝の水上げ処理を花ごとに行い、新鮮で最高の状態のまま、花を届けることができるのが同社の強みだ。

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Mother’s Day Flower Arrangement

《ラメール》La Mer

《シエナ》Siena

《クラリス》Claris

Mother’s Day Boxed Flower Arrangement

《フルール・ドゥ・パティシエ(シトラス)》
Fleur du Pâtissier - citrus

《フルール・ドゥ・パティシエ(ガーネット)》
Fleur du Pâtissier - garnet

※母の日までの確実なお届けは、2015年5月6日(水・祝)までのご注文に限ります。

Information

青山花茂本店
(あおやまはなもほんてん) 青山店

東京都港区北青山3-12-9 花の館・青山花茂ビル1F

03-3400-0871

FAX:03-3400-8711

ダイナースクラブ会員専用

0120-041-878

03-3406-8701

2015.04.06

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