ダイナースクラブと行く京都

絹織物の産地から
発信されるファッションブランド。

KUSKA

伝統とファッション、芸術の融合が生んだ
手織りにこだわった新しいシルクブランド

奈良時代から絹織物の一大生産地としての歴史を誇る丹後地方。現在も呉服生地の生産は約60%のシェアを占めます。そんな歴史ある織物の里で、「伝統とファッション、芸術の融合」をコンセプトに、手織りにこだわったアイテムを発信するブランド・KUSKA(クスカ)を訪ねました。

絹の質感を活かした
飽きのこないデザイン

夏場は蛍が舞うという清らかな小川の傍らにある工房。そこから聞こえてくるのは、カタン、カタンという機織りの音。6人の職人が黙々と手織り機を動かし、絹糸を織っていきます。「丹後で脈々と受け継がれてきた技術を活かし、絹糸の風合いや質感を損なうことなく、現代のライフスタイルでも違和感なく身につけられるデザインのプロダクトを目指しています」と話すのは、2010年にKUSKAを立ち上げた楠泰彦(くすのきやすひこ)さん。1936年から78年間続く会社「クスカ」の三代目であり、すべてのデザインを手掛けるデザイナーでもあります。楠さんが手掛けた飽きのこないデザインと絹独特の柔らかな着け心地の製品は、都市部のビジネスパーソンを中心にファンを増やしています。

気品溢れる光沢と
手触り良いボリューム

着物を織り上げる「からみ織り」という技法で作られているのが、イタリア語で“新鮮”を意味する「Fresco(フレスコ)」という名を冠したフレスコタイやフレスコストール。経糸に黒糸を使用することで生地に陰影が生まれ、絹独特の気品溢れる光沢と相まってリッチなボリューム感が醸し出されています。結んだ際に絹鳴りがするネクタイは驚くほど軽く、首回りを締め付ける感じもありません。丁寧な手織りによる工程につき、熟練の職人でも1日に3本程度しか織ることができないとか。また、ストールは、使い込むほどに極細の繊維が絡み合い、カシミヤに勝るとも劣らない風合いが生まれてきます。上質な着物を作り続けてきた技術は、今新たなデザインと融合し、ラグジュアリー感を演出するファッションアイテムを生んでいます。

<工程>

厳選された繭から製糸した絹糸を使用

精錬(せいれん)

絹糸の表面にある不純物を取り除く。この工程を経ることで純白の絹糸になる

ノンフィル加工

絹糸の欠点であるスレによる毛羽立ちを防ぎ、光沢を保つ糸への加工

染織

染料が絹糸にしっかりと定着するまで時間をかけて染める

整経(せいけい)

約4,000本の絹糸を織り機に掛けるため、必要な本数・長さなどを決まり通りに揃える

たてつなぎ

整経で並べた絹糸を1本1本繋げていく

横糸

染め上げた絹糸をボビンに巻いていく

管巻き

ボビンに巻いた横糸を5本合わせて管に巻いていく

製織(せいしょく)

KUSKA最大の特徴でもある手織り。糸を1本1本織り込んでいく

縫製

特殊な生地のため、仕立ても手縫いで行う。タグをつけて完成

KUSKA

住所 〒629-2314
京都府与謝郡与謝野町岩屋384-1
電話番号

0772-42-4045

  • ※ご予約の際は、ダイナースクラブのHPを見てとお伝えください。
営業時間 9:00~12:00、13:00~17:00
定休日 土曜、日曜、祝日
ウェブサイト
商品 Fresco Tie:5色 14,040円(税込)、
Herringbone Tie:6色 16,200円(税込)、
Fresco Stole:6色 10,260円(税込)
機織り体験 手織り機を使って実際に生地を織ることができます。製作の目安は1時間で15cm、半日で50cmほど。製作された完成品はお持ち帰りいただけます。詳細はお問い合わせください。

2015.02.16

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