LIFESTYLE ― Club Life

カントリークラブの源流を訪ねて
イングランド編

数々の伝説を生み出した、
英国の由緒ある名門クラブ

Myopia Hunt Club

日本にもようやく本格的なカントリークラブがお目見えしようとしている。単なるスポーツクラブの枠を超えて、会員の暮らしに豊かさをもたらすクラブライフとは一体どんなものなのか? 心身ともに寛いで、明日への英気を養える特別な場所――そんな「世界基準」の「クラブ」の源流を、米国・ボストンに続き、英国・ウィンザーに訪ねた。

写真・富岡秀次 文・安藤久美子 
協力:東京クラシッククラブ

Photographs by Shu TOMIOKA Text by Kumi ANDOH
Special Thanks to TOKYO CLASSIC CLUB

ゴルフ発祥の地といわれる英国で「クラブ」といえば、歴史あるゴルフクラブを指すことが多い。現在、2700を超えるゴルフ場が存在する中、このサニングデール・ゴルフクラブは、英国が誇る名門クラブのひとつ。1900年から続くクラブは、ロンドンから西へ約50キロ、エリザベス女王が週末を過ごすウィンザー城の近くに位置する。美しいカントリーサイドに広がる、世界でも有数の2つの内陸コースを持つことで有名だ。

 南東イングランドを中心に、会員数は3000人弱。過去19人の英首相を輩出し、ウィリアム王子も学んだ超エリート私立校、イートンカレッジの卒業生を会員に多く抱える。まさに、英国を担う名士たちが集うクラブなのだ。入会条件はハンディキャップ14以下で、既存の会員10名の推薦が必要となる。実技テストもあり、ウェイティングリストは常にいっぱいだという。王室とのゆかりも深く、その佇まいからは伝統と格式の高さがうかがえる。

サニングデールは国際的なトーナメントの会場となることも多く、このクラブの歴史を語るうえで欠かせない存在が“球聖”と異名をとった伝説のゴルファー、ボビー・ジョーンズ(1902-71年)だ。1926年の全英オープン予選で打ち立てた、33ショット33パット、アウト33、イン33の「66」という記録は、「完璧なラウンド」として語り継がれてきた。その功績を讃え、クラブハウスには「ボビー・ジョーンズ・ルーム」が設けられている。

 このクラブで開催された大会の歴代優勝者の中には、1983年にヨーロピアンオープンを制した青木功、1992年に同オープンを制覇したニック・ファルドの名も。2000年の創立100年記念戦では、ジャック・ニクラスがゲーリー・プレーヤーを下して優勝している。

 多くのゴルファーに愛される「オールドコース」は、全英オープンを2度制したウィリー・パーク・ジュニアにより1900年に設計された。後にハリー・コルトが現在の姿に改造。松、樺、樫などの成木が梢を広げ、ヒースが生い茂る英国の自然の景観の中に、18ホールが巧みに配されている。ボビー・ジョーンズが「66」のスコアを出したのもここで、「このコースを家に持ち帰れたら」と語ったという。

「ニューコース」は、クラブの書記を務めたハリー・コルトが1923年に手がけた近代的な戦略型コース。オールドコースに比べ、バンカーや樹木が少なく起伏が激しい。ゴルファーの力量に応じて多数の攻略ルートが備えられ、プレーヤーのチャレンジ精神を刺激する。

 サニングデールでは会員のプライバシーを尊重し、金曜日と週末のプレイは会員とそのゲストだけに限定。寛いだ最高の時間を過ごせるよう、心を砕いている。親子代々が会員になり、三世代一緒にプレイを楽しむ家族も多いのだとか。なんと、犬を連れてコースを回ることも可能で、愛犬家の多い英国ならではの配慮に驚かされる。コース途中のリフレッシュメント施設やフレンドリーなスタッフのていねいな対応など、一流のホスピタリティも名門クラブの証といえよう。

SUNNINGDALE GOLF CLUB

Ridgemount Road,
Sunningdale, Berkshire, SL5 9RR

+44(0)1344 621681

http://www.sunningdale-golfclub.co.uk/courses/

*サニングデール・ゴルフクラブでは現在、ダイナースクラブカードがご利用いただけません。

日本初となる「世界基準」の本格的カントリークラブ

ダイナースクラブは、クラブとして誕生し、クラブにふさわしい方をメンバーに迎え、「メンバーのゆとりある豊かな暮らしに貢献する」という基本姿勢のもと、半世紀以上にわたり、さまざまなサービスを提供してきました。ダイナースクラブは、『東京クラシッククラブ』創設にあたり、そのビジョンに賛同し、共に発展をもたらす原動力となりたいと考えています。

「美しくあること。そして、フェアなコースであること……。
ゴルフの魅力は人生にも通じており、心の豊かさは家族や仲間とのよりよき関係を築き、充実した楽しい時間をもたらします。
私が学んだ全てがこの『東京クラシッククラブ』に永遠に引き継がれることを願っています」――ジャック・ニクラス

 ジャック・ニクラス
TOKYO CLASSIC CLUB 名誉発起人

1940年、アメリカ・オハイオ州生まれのプロゴルファー。1960年代から90年代にかけて活躍し、圧倒的な強さから日本では「帝王」「史上最高のゴルファー」と呼ばれる。一方でゴルフコースの設計でも才能を発揮し、世界ベスト100コースにランキングされる名コースを世界各地に設計した。彼が設計したコースは日本ではおよそ20コースがオープンしており、東京クラシッククラブはおそらく日本で最後の設計となる。

Information

東京クラシッククラブ

千葉県千葉市若葉区和泉町237-3

千葉東金道路「中野I.C.」から約3分の好アクセス。

 2016年12月8日(木)グランドオープン!

お問い合わせ:東京クラシッククラブ事務局

043-309-6661

http://tokyo-classic.jp

2016.11.21

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