SIGNATURE2016年03月号
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完璧な手仕事による輝きのハンドバッグ写真・大志摩徹 文・松尾千鶴子バッグが醸し出す品格や優雅さ。どんな場にあっても女性の内面の品位を引き出し薫らせる。コンテスが各国のロイヤルファミリーに愛され続ける所以はこの佇まいにある。創業は世界大恐慌が始まった1929年、ドイツのオベルトハウゼン。以来数々の名品が誕生し、今も多くの女性の憧憬を集めている。53年、ブランド名をフランス語で「伯爵夫人」の意味を持つコンテスへ。メノウ磨きによる艶が美しいこの   ネイビーのクロコダイルバッグは、今季、コンテスのラインナップに加わった新作「キアラ」。フォルムはクラシックなトップハンドルだが、バッグの縁をコバ塗りで仕上げる現代的なテクニックが使われている。内部の構造には改良が施され、軽くソフトな使い心地も実現している。内側は3つに仕切られ、その仕切りの繋ぎがサイド外側の絶妙なフォルムを形作っている。レザーの加工から裁断や縫製など、工程は数百にも及び、各パートを受け持つ職人たちの手仕事は正確無比。厳しい品質検査に合格した製品は、各工程のマイスターの署名入りパスポートとともに私たちの手元へと届けられる。ゆえん23http://www.diners.co.jp/ja/sig/m1603/キアラ トップハンドル スモール2,471,000円(税抜)お問い合わせアクリスジャパン(コンテス)フリーダイヤル0120-801-922デジタル版シグネチャーは下記よりご覧ください。「キアラ」はトップハンドル、トップハンドルスモール、ショルダーの3型で展開。素材はホースヘアとクロコダイル。コンテスは手にした時から生涯を共にするバッグ。デザインとクラフツマンシップの融合からエターナルなバッグは生まれている。Photograph by Toru OshimaText by Chizuko MatsuoWhat’s new ?FashionCOMTESSE

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