SIGNATURE2016年03月号
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写真・佐田美津也 文・品川雅彦 ぶん かつては「豊後」のくに、と呼ばれていた大分県。風光明媚な自然、豊富な山海の幸をはじめ、訪れるたびに、真の豊かさに触れる出会いが待ち受けている。今回のテーマは「水」。川も湖も温泉も、霧も滝も湧き水も、〝水清ければ人心豊かなり〟と教えてくれる。右:標高1583mの由布岳。東峰、西峰、2つの頂をもつこの山は『古事記』にも記され、その優美な姿から「豊後富士」と称される。左:由布院の温泉の中でも、ごく一部の限られたエリアだけに湧出する青湯。滑らかな泉質を特徴とするメタ珪酸を多く含んでいる。31ご

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