SIGNATURE2016年05月号
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鈴木淑子さん(以下鈴木、敬称略):皆さんが競馬と巡り合ったきっかけを教えてください。知念文子さん(以下知念、敬称略):私は競馬場に行ったことがなかったし、馬券も買ったことがなかった。2009年オークスの時に初めて主人に競馬場に連れて行ってもらって。その時まで主人が馬主だなんて知らなかったんです。鈴木:馬主って知らないで結婚されたのですか?知念:当時はまだ婚約中。その時出資馬のブエナビスタが僅差で勝ってくれた。それに合わせるようにトントンと話が進んで結婚しました。北村久美子さん(以下北村、敬称略):私も主人と知り合ってから競馬を知りました。結婚して2、3か月目の頃に北海道旅行に行こうと言われて。1泊2日ですごくハードだったんですけど。初めての北海道でしたが朝から晩まで馬ばかり見る旅行(笑)。そこで見た小さなお馬さんたちが競走馬になるって聞いて、「あっ、もしかしてこれが競馬ってやつかな」って。主人も会員としては鳴かず飛ばずだったんですが、ブエナビスタでようやくG1を勝つことができました。鴨下茂子さん(以下鴨下、敬称略):私もブエナビスタに出資していました。1歳の時に牧場で見ていたら、彼女の鼻息が私にフッとかかったんです。その時はたまたま私ともう一人だけしかブエナビスタの側にいなくて。かわいくて一目惚78Photographs byMasahiro Okamura(Crossover) &Tomoyuki Hara(FORESEER Photo)Text byKazunari TakagiShadai Thoroughbred Clubなれそめ&海外競馬エピソード編愛馬を通してつながった競馬女子会メンバーの4人と鈴木淑子さん。写真:岡村昌宏(人物)、原 智幸(馬) 文・高木一成女性競馬パーソナリティの鈴木淑子さん。馬を通じてつながる友人の輪。競走馬をきっかけに知り合った社台サラブレッドクラブの4人の女性会員に、競馬パーソナリティの鈴木淑子さんが加わった「競馬女子会トーク」。G1馬とも巡り合った強運の女性たちが、クラブライフの楽しさについて語る。女性クラブ会員の愉快な競馬ライフ
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