SIGNATURE2016年07月号

17/88

ダービーの余韻も覚めやらない競馬界ですが、春の3歳クラシックが終わると、翌週から2歳新馬戦がスタートします。新たなクラシックに向けた、若駒たちの熾烈な戦いの始まりです。そして美浦、栗東、各牧場では、怪物級と噂される馬やスピードを絶賛される馬、血統の良さから将来の活躍を期待されている馬など、様ざまな2歳馬の噂が飛び交います。それでも今はまだスタートラインの横一線、どの馬にもチャンスがあります。1年後の頂点を決めるその日に向けて、これからも応援よろしくお願いします。※6／4（土）以降の成績は次号でご案内します。月の成績月日馬名4／30エッジースタイル5／1ナナイロボタン5／7マラムデール5／8メジャーエンブレム3／26リライアブルエース2／20フォイヤーヴェルク5／14ラセレシオン2／21ロサギガンティア4／2オールブラッシュ4／3ダークネブラス5／15ブライトリビング4／9ベラフォレスタ4／10サムライロック5／21パフォーマプロミス5／22ソーアメージング1／24レジェ4／17バンゴール4／23ワーキングプライド4／24グランアルマダ5／28ウムブルフ1／30ウェルブレッド2／8ブラックスピネル5／29キセキノツヅキ伊勢志摩サミット2016開催記念レース名着順競馬場3歳未勝利京都青葉賞（G2）東京4歳上500万下新潟六波羅特別京都NHKマイルC（G1）東京3歳未勝利京都3歳未勝利新潟4歳上500万下新潟4歳上500万下東京京王杯スプリングC（G2）東京4歳上1000万下京都4歳上500万下新潟3歳500万下東京3歳500万下東京4歳上500万下東京3歳未勝利京都オーストラリアT京都3歳未勝利東京3歳未勝利東京石和特別東京優駿牝馬（G1）東京御室特別京都京都3歳500万下東京4歳上500万下東京白百合Ｓ京都3歳未勝利京都ステファン・グールド（ジークムント）グリア・グリムスレイ（ヴォータン）11／4ガルデルスリール公演日程：2016年 10月2日（日）・8日（土）・12日（水）・15日（土）14：00〜10月5日（水）・18日（火）17：00〜※開場は開演の45分前、開演後の入場は制限されます。会場：新国立劇場 オペラパレス料金（税込）：S席 27,000円（※1階15列以内の良席をご用意）全3幕〈ドイツ語上演／字幕付〉 ※予定上演時間 ： 約5時間（休憩含む）指揮：飯守泰次郎（新国立劇場オペラ芸術監督）演出：ゲッツ・フリードリヒ管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団公式ウェブサイト www.nntt.jac.go.jp/お申し込み：カンフェティ チケットサービスフリーダイヤル 0120-243-543（月〜金曜 10：00〜18：00 土・日曜・祝日休）※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。　あらかじめご了承ください。※出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更は　お受けできません。　※未就学児童のご入場不可。※お手元にダイナースクラブカードをご用意のうえ、お電話ください。フィンランド国立歌劇場公演より Photo:Karan Stukeジョゼフィーネ・ウェーバー（ジークリンデ）イレーネ・テオリン（ブリュンヒルデ）12／5レーヴァテイン13111111131111111111211111112／20チェッキーノ11／7スターオブペルシャ　リヒャルト・ワーグナーが手がけたライフワーク《ニーベルングの指環》は、1848年の最初期の構想から、1876年の4部作一挙上演まで、足かけ30年近くを要した大プロジェクトであった。4部作の2作目となる《ワルキューレ》の台本が完成したのは1852年のこと。音楽は1856年には完成していたが、4部作全体の完成を待ちきれなかったバイエルン国王ルートヴィヒ2世の命により、本作だけが1870年にミュンヘン宮廷歌劇場で初演されている。　大神ヴォータンは人間の女に英雄・ジークムントと双子の妹・ジークリンデを産ませ、みずから手放してしまった世界の権力を操れるニーベルングの指環を、この英雄に取り戻させようとする。だが、その双子が禁断の愛に足を踏み入れたことで、ヴォータンの妻・フリッカはジークムントの死を要求し、ヴォータンも渋々それに従う。愛娘・ブリュンヒルデ（「戦場の乙女」を意味するワルキューレとはこの人物のことを指す）は次世代の英雄を身ごもったジークリンデに戦死したジークムントの剣・ノートゥングを持たせ、安全な場所へと逃がす。娘の背信に怒りはするものの、自分の真意を汲んで動いたことをよしとし、ヴォータンは罰としてブリュンヒルデを炎の中に閉じ込めて眠らせ、ひっそりとその場を去って行く。　本作のタクトを執るのは、日本におけるワーグナー演奏の第一人者にして、新国立劇場のオペラ芸術監督・飯守泰次郎。飯守の指揮は拍を刻むだけにとどまらず、音楽の本質へと直接手を突っ込んで、そのまま客席へと届けるような生々しさに満ちている。作品を隅々まで知り尽くした巨匠の手によって、躍動感あふれるドラマと繊細な心理描写までが、あますところなくオーケストラから放たれる。ステファン・グールド（ジークムント）、グリア・グリムスレイ（ヴォータン）、イレーネ・テオリン（ブリュンヒルデ）など、世界の一流歌劇場で活躍する歌手たちによって、最上のワーグナー体験が約束される。文・広瀬大介新制作楽劇「ニーベルングの指環」第1日リヒャルト・ワーグナーTicket Information19ColumnSignatureText by Daisuke Hiroseワルキューレ3Entertainment新シーズンも『指環』で開幕！壮大な祝祭劇の響きに酔う