SIGNATURE2016年10月号
33/79
右:大物(マグロの仲卸の総称)は、築地市場のなかでもやはり別格。刃を行き来させて魚の身が傷まないよう日本刀のように長く打たれた片刃の鮪庖丁は、マグロ解体ショーでおなじみ。上:市場の活気は、夜中の11時頃から朝7時頃までの昼夜逆転の世界。約80年にわたって日本人の食を支えつづけた世界最大規模の魚市場は、じつは小さな営みの集積なのである。写真:映画『築地ワンダーランド』より ©2016 松竹37参考文献:東洋文庫『江戸繁昌記』(平凡社)、福地享子+築地魚市場銀鱗会著『築地市場 クロニクル1603-2016』(朝日新聞出版)
元のページ
../index.html#33