SIGNATURE2016年11月号
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シャンパーニュとフランチャコルタ。世界の2大スパークリングワインと言えば、この2つにとどめをさす。だれにも異論はないだろう。記念日や祝祭と結びついている。飲む場面を想像するだけで、気分が上がる。ラグジュアリーなイメージでかなうものはない。ただ、両者には決定的な違いがある。生産量だ。ミラノを州都に抱くロンバルディア州から産するフランチャコルタの栽培面積は、シャンパーニュの10分の1しかない。生産量は年間1650万本にとどまる。3億本強のシャンパーニュの2割にも満たない。大量生産型のシャンパーニュに対して、フランチャコルタは職人的であり、生産者の選択がより重要になってくる。安定と安心を買うなら、独特のボトルシェイプとカラフルなラベルを備えるフランチャコルタを選べば間違いはない。そのフランチャコルタの盟主・ベラ       ンヴィンテージを造る一方で、匠の技ヴィスタの創立は1977年。白ブドウのみで造る「サテン」の考案者でもある。少しずつ畑を購入し、5つの村に自社畑を所有している。基本のインフラストラクチャーがしっかりしているからこそ、冒険もできる。大量のノを生かした特別品を造る。たとえれば、市販車とレーシングカーを同時に生産するようなものだ。情熱と技術がなければできない。そのベラヴィスタの原動力は、オーナーのヴィットリオ・モレッティの情熱と、伝説的なワインメーカー、マッティア・ヴェッツォーラの技術力だ。マッティアはこう言っていた。「フランチャコルタに量の競争はない。競うべきは品質だ。それがシャンパーニュやプロセッコのような量の多いライバルに対して成功を収めたカギだ」と。ベラヴィスタもフランチャコルタの例にもれず、果実の熟度とキレのいい酸のバランスがいい。シャンパーニュのような厳格さがなく、ふくよかでフルーティな味わいの中に緊張感を秘めている。その柔らかいエレガンスが、日本人に評価されている理由だろう。日本はフランチャコルタのナンバー1の輸出市場である。フランチャコルタの魅力をよく知る愛好家たちに、ベラヴィスタが送り出したスペシャルキュヴェが、「メラヴィリオーゾ」だ。シャルドネとピノ・ネロをブレンドし、マグナムのみで詰められたこのフランチャコルタは奇跡的なボトルだ。ブレンドされているのは1984年から2002年までの6ヴィンテージ。ステンレスタンクで保管されていたキュヴェを2003年にブレンドして瓶詰め。二次発酵と12年以上の瓶内熟成を経て、世に出た。クリーミィな泡立ち、地中海の太陽やフルーツを感じさせる複雑な香りと味わい。ブレンドと熟成のマジックがもたらすハーモニーが巨大な瓶に詰まっている。メラヴィリオーゾとは「(奇跡的に)素晴らしい」という意味。初めて飲んだヴィットリオがそう叫んだことからこの名前がつけられた。職人の技と矜持が詰まった味わいを体験すれば、彼の気持ちがすぐにわかるだろう。素晴らしきかな、イタリアの美泡109アクセスはこちらから!デジタル版シグネチャーへのアクセスはこちらから! ベラヴィスタ〈MERAVIGLIOSO〉の 特別ボトルが手に入る!デジタル版 シグネチャー検索写真はすべてイメージですデジタル版シグネチャーではヴィットリオ・モレッティ氏と、醸造家マッティア・ヴェッツォーラ氏のサイン入り、ベラヴィスタ〈MERAVIGLIOSO〉マグナムボトルを数量限定で販売!(2016年10月下旬公開予定)ヴィットリオ・モレッティ|フランチャコルタ協会会長、ベラヴィスタとコタンディ・カスタルディ オーナー。1941年、イタリア・フィレンツェ生まれ。建材やヨット関連事業を手がけ、77年にベラヴィスタを創設。伝説的なワインメーカー、マッティア・ヴェッツォーラ氏とともに、トップクラスの品質のフランチャコルタを生み出す。2016年からフランチャコルタ協会会長を務める。http://www.diners.co.jp/ja/sig/468/※QRコードまたは上記URLからのアクセスで 30日間ログイン不要でご覧いただけます。

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