事養成学校で修業を積んだバトラーたちを配置することができる。よいホテルには、心地よいスパと美味しいレストランが必ずあるものだ。手先の器用さで知られるベトナム人セラピストの手は、生き物のように舞い、メロディを奏でるように、ていねいに身体をほぐしてくれる。竹棒（チェー）を使ったマッサージは、太さの異なるベトナム産の竹筒を転がしながら押し当て、ツボを刺激する。ヤッホイ（吸玉療法）は、疲労回復、デトックスに効果抜群の民間療法。使われるのは、トリートメント効果の高い英国「イラ」やアイルランドの「ヴォヤ」などの精油だ。レストラン『ロイヤル・パビリオン』は、世界指折の技術を持つ点心師の腕が光る港式餐庁。この街で最も美味しい中華だと、すでにアジアのセレブやフーディたちに高評価されているこの店は、味や食感はもちろんのこと、視覚を重視する人、健康にこだわる人、サービスを重視する人にも満足してもらえるはず。点心は、長旅で疲れ気味の胃に優しいだけでなく、想像を超えるクオリティの高さ。また、本場ナポリのピザ職人が焼いたピザを堪能できるイタリアンがホテルにあるのもうれしい。夢のような生活を毎日送るのは無理だろう。でも、ここに泊まれば、誰でも夢の生活を体験できる。目を閉じてみるドリームではなく、目を開けてみる〝レヴェリー（夢想）〟を。42Special FeatureThe Royal Pavilion+84 8 6268 1888http://theroyalpavilion.thereveriesaigon.com/宮廷料理をサービスするレストランにふさわしく、食器類は最高級のものを選択。サービスプレートは、なんと、1セット30万円以上するという。個室に掛けられたアンティークの絹画も味わい深い。右：手前は、「龍朝特色紅米腸粉」。エビを巻いて蒸した紅米粉の中にクリスピーな湯葉が入っている。外はもっちり＆シャキシャキ、中はプリプリ。ぜひ試されたい一品。奥に見えるのは、チャーシュー饅「菠蘿叉焼包」。上：蝦餃（ハカオ）と小籠包2種。味覚にも歯ごたえにも細心の注意が払われている。これぞ、トップ点心師の仕事！3色の異なる薄餅に包まれた北京ダック「北京片皮鴨配三色薄餅」。自分で包まずとも、給仕係が上品に食べやすく巻いてくれる。Phong cach Sai Gon ロイヤル・パビリオン
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