開創以来千百余年の間、祈りの対象として守り継がれてきた約15万点に及ぶ醍醐寺の寺宝・伝承文化財――。長い年月の経過の中で傷み、修復が必要とされるものを対象に、ダイナースクラブの支援で始められた修復プロジェクトの成果のひとつが、いよいよお目見えする。例年2月23日、「五大力さん」として親しまれ、全国から十数万人の参拝者が訪れる醍醐寺最大の年中行事「五大力尊仁王会」でお披露目される寺宝のひとつ、不動明王像。その修復のプロセスを追った。にんのうえ未来へ手渡す 醍醐寺/ダイナースクラブ文化財修復プロジェクトリポート65下伽藍不動堂に奉安されている五大力信仰の中心仏、不動明王像鎌倉時代1躯 像高52.1㎝ヒノキ材、寄木造、玉眼、彩色Photographs by Tadayuki MINAMOTOText by Maki FUJITA《木造五大明王像のうち木造不動明王踏下げ像》
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