写真・石塚定人文・山下シオン左：ネギの塩釜焼き チーズとレモンコンフィ添え。ネギを岩塩と氷砂糖で包み焼きにしたダイナミックな一皿《融合》はこの会のメインディッシュ。右：紫ニンジンのエチュベ《智恵》。焦がしバターと人参ソースの酸味が素材の甘みを引き立てる。Photographs by Sadato ISHIZUKAText by Shion YAMASHITA2017年1月28日開催68EVENT REPORT富士宮の『レストラン ビオス』、和歌山・岩出の『ヴィラ アイーダ』、そして弘前の『ダ・サスィーノ』。都市圏から遠く離れた場所にもかかわらず、全国の食通が通いつめる3つの有名店。本当の意味で「レストランは地方の時代」を地で行く地産地消の食のクリエイター三者が集い、融合した一期一会の味と夜は、都会では味わえない、まさしく「地方だからできるもの」であった。畑とつながった料理店で、畑のテロワールを味わい尽くす
元のページ ../index.html#60