写真・大志摩徹 文・大川邦之 リュウズをゆっくりと巻き上げ、時分針を時報に合わせて時を得る。上質感のある端整な面持ちの文字盤を秒針がなめらかに巡る。サファイアガラスの風防は広々と明快、すべてがよき人生に収斂していくようだ。 1960年、厳格なスイスのクロノメーター規格同等の精度を実現し、グランドセイコーが誕生した。その後、精度はもちろん、使いやすさ、耐久性などの高級時計の本質を高次元で追い求め、グランドセイコーは進化を続けた。そのグランドセイコーが、初代オリジナルモデルのスピリットを読み解き、最新最高の技術の粋を取り込んで、さらなる高みへと飛翔、ブランドの新ステージ展開の象徴といえるモデルを結実させた。 ご紹介の新モデルは純度の高いプラチナと18Kイエローゴールドケース。共に高精度の手巻きメカニカルムーブメント・キャリバーを搭載し、着用時精度は日差＋10〜－1秒。文字盤の塗り色、ブランドロゴの細工、ケースのポリッシュなど、繊細で丹念な加工がなされたリミテッドコレクションにふさわしい秀品として完成した。次世代に贈りたいレガシーともいえる名機だ。さらなる高みへ進化と継承のレガシーWhat’s new ? 初代グランドセイコー リミテッドコレクション2017「復刻デザイン」。左：18Kイエローゴールド、限定353本、1,800,000円、右：プラチナ999、限定136本、3,200,000円、 共にケース径38㎜、手巻き、パワーリザーブ約72時間、日常生活防水。SSケース（600,000円、限定1960本）もある。すべて税抜。23デジタル版シグネチャーは下記よりご覧ください。Photograph by Toru OshimaText by Kuniyuki Okawaお問い合わせセイコーウオッチ お客様相談室フリーダイヤル0120-061-012http://www.diners.co.jp/ja/sig/m1705/Watch & JewelryGRAND SEIKO
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