SIGNATURE2017年06月号
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パリの日常が東京の日常になる 写真・大志摩徹 文・品川雅彦 セーヌ川南岸に位置するパリ5区には、古くから多くの大学があり、知性と自由な気風に富み、光を放ってきたエリア。ヨーロッパ各国から集った若き俊英たちは、学問や教会などでの当時の国際共通語であったラテン語で会話したことから、この一帯には〝カルチェラタン〞の別名も付けられた。その地で長く〝ブーランジュリー(仏語でパン屋さん)〞として人気を博してきた『ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ』が、4月20日、東京・銀座の『GINZASIX』に出店。「パリの美味しい日常」をコンセプトに、味わい豊かな数々のパンを販売している。 フランスのビオ(無農薬有機農法)認定基準をクリアした小麦粉や自家製ルヴァン発酵種を使い、さっくりとした皮ともっちりとした食感の生地の「バゲットモンジュ」を筆頭に、フィガロ紙のグルメコンテストで1位に輝いたリンゴのタルト「タルトレット・オ・ポム」や、伝統の定番ラインアップに新たなアレンジを加えたGINZASIX店限定品などを含め、約70種類のパンがそろう。パリから銀座へ。パンの世界に香ばしい風が吹いている。http://www.diners.co.jp/ja/sig/m1706/お問い合わせル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュGINZA SIX店電話03-6280-6678『ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ』日本1号店(2012年10月下旬)のオープンは『阪急うめだ本店』地下2階。それから4年半を経て、銀座最大級の商業施設『GINZA SIX』のオープンと共に、待望の東京出店となった。写真は『阪急うめだ本店』でも大人気のバゲットモンジュ357円(税込)。31デジタル版シグネチャーは下記よりご覧ください。Photograph by Toru OshimaText by Masahiko ShinagawaWhat’s new ? GourmetLE BOULANGER DE MONGE

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