犬を飼い始めてから、旅に出づらくなったという人は実に多い。なによりペットホテルに預けて自分たちだけが楽しむということへの後ろめたさがあるのだろう。昨今ではペットと泊まれる宿も増えたが、宿泊施設としての質は選択の幅がなく、飼い主が愛犬のために我慢することも多い。 犬も、人もどちらもが満足できる快適さ。なかなか難しいその条件を追究して拡張中なのが『小谷流の里ドギーズアイランド』である。2年前にプレオープンし、来年春のグランドオープンを目指している。 複合型施設として日本最大級のドッグランは全面天然芝。隣接する同経営のゴルフ場のグリーンキーパーが管理する芝はフカフカで、犬にとっては極上の走り心地。また15〜80センチと様ざまな深さの水遊び場が設けられ、小型犬から大型犬までのびのび遊べる。 部屋数はテラスプールを備えたプレミアムヴィラをはじめ、スイート、スタンダード合わせて99を誇り、房総半島の豊かな食材を使ったレストランや和の食処にはドッグメニューあり。散策コース「四季の花径」に点在する2か所のカフェ巡りや、ハイセンスなペットグッズのセレクトショップでショッピングも楽しめる。 思い切り走り、水遊びを満喫する。この環境が、都心から車で最速55分というアクセスのよさも魅力だ。こやる小谷流の里 ドギーズアイランド49DOGGY’S ISLAND左:「ラグナテラス」のエグゼクティブスイート。プール、ジャグジー、2ベッドルーム。46,000円~82,000円(大人2名、税抜)。右上と右:四季折々の自然が満喫できる1.2キロの散策路を、愛犬リボンちゃんと。途中、レイクサイドカフェでひと休み。中:ドッグランに行くときは宿泊者用リストバンドを。左:中央の池を囲むように建てられた全10棟のプレミアムヴィラ「ラグナテラス」。千葉県八街市小谷流624電話043-312-1110http://doggys-island.jp写真・永田忠彦 文・秋元弘子Japan小谷流の里森のヴィラで、愛犬と過ごす休日
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