SIGNATURE2017年10月号
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コーヒーを極める人がコーヒーを愛する人へWhat’s new ? José .写真・大志摩徹 文・品川雅彦 古来、コーヒーをこよなく愛し、制作の糧とした芸術家は数多い。たとえば楽聖ベートーヴェンは、起床後すぐに60粒のコーヒー豆を正確に数えて挽き、ゆっくりと味わってから「インスピレーションを立ち上がらせ」作曲活動に勤しんだという。またフランスの作家バルザックは「知的能力の活動時間を延長させてくれる」パートナーとして、何杯ものコーヒーを飲みながらペンを走らせた。 世界各地のコーヒー農園約2500か所を訪れるなど〝コーヒーハンター〞として名を馳せる『ミカフェート』の代表・がけるトップブランドライン「グランクリュカフェ」から、プレミア感に満ちた逸品が発売された。グアテマラの名産地アンティグアで生産された「サンセバスティアン農園2016年」。ミルクチョコレートのような風味と、ピーチを想わせるほのかな香り。とろけるような舌触りと、心地よい余韻が長く続く。同社のサロン『グランクリュカフェギンザ』の他、期間限定で電話とHPを通じて購入できる。高品質のコーヒーは、口にした人それぞれに、新しい物語をもたらしてくれる。いそ川島良彰氏が手28「サン セバスティアン農園 2016年」100g/10,800円(税込)お問い合わせ グラン クリュ カフェ ギンザ 電話03-6274-6841http://www.diners.co.jp/ja/sig/m1710/東京・銀座6丁目『GINZA SIX』13階の『グラン クリュ カフェ ギンザ』は収穫年度ごとのヴィンテージコーヒーを販売するだけではなく、サロンとしても利用できる。その場合、ボトルごとに注文を受け、抽出した後に余った豆はボトルキープ分として定温管理される。キープ期間は2週間。その間、サービス料や抽出費用は不要。電話とHPでの販売期間は2017年9/8(金)~12/29(金)。デジタル版シグネチャーは下記よりご覧ください。Photograph by Toru OSHIMAText by Masahiko SHINAGAWAGourmetGRAND CRU CAFÉ

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