SIGNATURE2017年12月号
11/82

熊谷守一の言葉(NHKテレビ「あの人に会いたい」)上手なんてものは、ほら先が見えちまいますわ。行き先もちゃんと分かってますわね。下手なのはどうなるか分からない。Exhibition Information17熊谷守一 《朝のはぢまり》1969年 岐阜県美術館熊谷守一 《夕映》 1970年 岐阜県美術館熊谷守一 《鬼百合に揚羽蝶》 1959年 東京国立近代美術館 くまがい もりかず(1880~1977年)|岐阜県恵那郡付知(現・中津川市付知町)に生まれる。17歳で上京、東京藝術大学の前身である東京美術学校に入学し、黒田清輝、藤島武二らの指導を受ける。同期に青木繁、和田三造ら。42歳で大江秀子と結婚。5人の子(黄、陽、萬、榧、茜)に恵まれたが、絵が描けず貧乏が続いた。戦争をはさんで次々と家族の死に見舞われる。76歳で自身も脳卒中で倒れ、以降、晩年の20年間は、自宅の狭い庭で自然観察の日々を送る。戦後は、明るい色彩と単純化されたかたちを特徴とする画風を確立。97歳で没するまで制作を行った。会期:2017年12月1日(金)~ 2018年3月21日(水・祝)会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー(東京・北の丸公園)アクセス:東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口徒歩3分開館時間:10:00~17:00(金・土曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(ただし 1/8、2/12は開館)、年末年始(12/28~1/1)、1/9、2/13お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)特設ウェブサイト http://kumagai2017.exhn.jp/熊谷守一 《雨滴》 1961年 愛知県美術館 木村定三コレクション  熊谷守一 《猫》 1965年 愛知県美術館 木村定三コレクション あかねかやこうようまんつけち熊谷守一 1971年(91歳)撮影・日本経済新聞社没後40年 熊谷守一生きるよろこび

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る