SIGNATURE 2018 1&2月号
9/80

写真・永田忠彦文・中村千晶ヌーヴェルヴァーグの申し子が演じる人生諏訪敦彦映画監督老いた俳優が〝死にゆく役〞をどう演じるか悩む。そんな彼が出会ったのはアマチュア映画を撮ろうとするわんぱくな子どもたちだった――。10代半ばでトリュフォーの『大人は判ってくれない』に主演し、ヌーヴェルヴァーグを代表する俳優となったジャン゠ピエール・レオー。現在73歳となった彼が演じるのは、等身大の老優の姿。ロケ地に選ばれたのは「映画の父」リュミエール兄弟ゆかりの地、南仏のラ・シオタだ。かつて子どもであり、いずれ死にゆくすべての人たちへ――生粋のシネアスト・諏訪敦彦から8年ぶりの贈り物だ。Photographs by Tadahiko NAGATAText by Chiaki NAKAMURA人Nobuhiro SUWA79SignatureInterviewno.13

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る