SIGNATURE 2018 3月号
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CSignature19管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団舞踊監督:ユーリー・ファテーエフ予定ソリスト:ヴィクトリア・テリョーシキナエカテリーナ・コンダウーロワオクサーナ・スコーリク/レナータ・シャキロワウラジーミル・シクリャローフ/キミン・キムティムール・アスケロフ/ザンダー・パリッシュ ほか《ドン・キホーテ》11月28日(水)18:30、29日(木)14:00(※)、12月5日(水)18:30《マリインスキーのすべて》12月2日(日)18:00(※)、3日(月)18:30(※)《白鳥の湖》12月6日(木)18:30、7日(金)18:30、8日(土)12:00/18:00、9日(日)14:00会場:東京文化会館(東京・上野公園)料金(会員特別価格、全席指定・税込): S席 24,000円⇨23,000円/(※)22,000円⇨21,000円オフィシャルサイト http://www.japanarts.co.jp左 : 《白鳥の湖》 スコーリク&パリッシュ ©N.Razina右 : 《ドン・キホーテ》 テリョーシキナ&シクリャローフ ©Valentin Baranovsky※やむを得ない事情により出演者が変更になる 場合があります。あらかじめご了承ください。※出演者変更にともなうチケットの払い戻し、 公演日・券種の変更はお受けできません。 ※未就学児童のご入場不可。    ※お手元にダイナースクラブカードを ご用意のうえ、お電話ください。※お申し込みに際しては83ページの詳細を ご確認ください。お申し込み カンフェティ チケットサービスWEB予約 https://dnticket.jp/フリーダイヤル 0120-243-543 (月~金10:00~18:00 土・日・祝日休)Ticket InformationolumnText by Kumiko MURAYAMA文・村山久美子(舞踊評論家/ロシア舞台芸術史家) 現在世界で上演されている古典バレエの大部分は、19世紀後半にマリインスキー・バレエで、巨匠マリウス・プティパによって創作されたか、改訂演出されたものである。現在の古典バレエのほとんどは、マリインスキー・バレエが生んだと言っても過言ではない。それゆえ、このバレエ団は、《白鳥の湖》をはじめとする古典を、19世紀から責任をもって守り、世界のどのバレエ団よりも高い水準を保つことに努めており、それを実現してきたのである。 規範となる古典を最高水準で踊れるということは、もちろん、それを基礎とする20世紀以降のバレエ作品の舞台も、極めてレベルが高いということである。 このような高水準の舞台を長年提供し続けることが可能であるのは、19世紀にはマリインスキー・バレエの附属教育機関であったロシア派バレエの総本山、ワガノワ・バレエ・アカデミーの存在があるからである。世界で一、二を争うこの名門バレエ学校は、世界が崇敬する優れた教育システムと教師を有しており、世界的スーパースターたちを輩出し続けてきた。 伝説のダンサー、ニジンスキー、パーヴロワをはじめとして、現代のダンサーだけでも、バリシニコフ、ルジマートフ、ロパートキナ、ザハーロワ等々、世界が崇拝する名舞踊手たちを次々と挙げることができる。マリインスキー・バレエは、ワガノワ・バレエ・アカデミーの卒業生の最も優れた者たちのみが入団できるバレエ団であり、もちろん、前述したダンサーたちは、卒業後すぐマリインスキーに採用されている。 優れた教育システムで徹底的に教え込まれ、マリインスキー・バレエの特徴ともなっているロシア派バレエの美点は、まず、腕や頭の角度も含めた全身の各部の位置が、たえず美しい調和をなしていることである。マリインスキー・バレエの舞台ほどに、全員が優美な動きを見せるバレエ団は、世界にない。加えて、踊りのドラマ性、動きのスケールの大きさも、大きな特徴である。 現在のマリインスキー・バレエは、オリンピック級の体操選手だった気持ちのよいほど高度な技術をもつテリョーシキナ、スーパーモデルのような容姿のコンダウーロワ、チャーミングな容姿も踊りの上手さも王子にぴったりのシクリャローフ、スケールの大きな高水準の動きを見せるキミン・キム等々、魅力あふれる名舞踊手を多数抱えている。日本公演も、バレエのすばらしさを実感させてくれる舞台となること確実である。3マリインスキー・バレエ2018年来日公演チャイコフスキー《白鳥の湖》 ミンクス《ドン・キホーテ》ほか伝説のプリンシパルを輩出したロシアバレエの殿堂、3年ぶりの来日!Entertainment

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