SIGNATURE 2018 4月号
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文・小野綾子第三章アラビアの夜には物語がつきものだ。何代ものスルタンが夜ごとの宴を繰り広げ、その興亡を見守るように、変わらぬ月が照らし出す。『ラ・マムーニア』には、そんな宴を紡いできた〝王の庭〞がある。伝説という物語を持つホテルである。ホテルになった王様の庭ラ・マムーニア40Text by Ryoko ONO
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