小さなレストラン(!)で《愛の妙薬》ネモリーノを歌い、翌年はウィーン・カンマーオペラで《イタリアのトルコ人》を続けて19回歌った。 「19回歌って声帯が大丈夫だったら、プロになれるかもしれないと思いました。(日本語で)私、元気(笑)!楽をしてきたことは一度もありません。容易に得られるものなど何もなく、到達したいところを目指して汗を流さなくてはなりません。歌手としてやがて巨大なスターシステムに入り込むと、さらに厳しくなります。高いクオリティを維持しなくてはならないからです。(仕事のために)移動し続け、たくさんのインタビューを受け、するともう時間はありません。声を休めなくてはならないからです」 その情熱的で、時に捨て身とも感じられる歌いっぷりから、彼の歌は天然だと称されることがあるが、実はじっくりと積み上げてきたという自負が、彼の言葉の端々から窺える。そんな彼にとって最大の息抜きは、何と飛行機の操縦なのだという。ニューヨークでもハドソン川上空を飛んだというが、年間40回くらいは自ら操縦桿を握るのだという。 「自由が好きだからです。飛行機では、誰も指図しません。私がキャプテンなのです」 では、歌っている時は? 「私がキャプテンです(笑)。そこには、違った種類の自由があります。もしあなたがアーティストなら、曲の章節の間に自由を見つけることができます。それが、アーティストなのです」 しかし私は、no.15メトロポリタンオペラ『ロメオとジュリエット』より。ロメオを歌うグリゴーロVittorio Grigolo as Roméo in Gounod's Roméo et Juliette.Photo by Ken Howard / Metropolitan Opera.Ticket InformationSignatureInterview82お申し込み カンフェティ チケットサービスWEB予約 https://dnticket.jp/ フリーダイヤル 0120-243-543 (月~金10:00~18:00 土・日・祝日休)※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。※出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。 ※未就学児童のご入場不可。 ※お手元にダイナースクラブカードをご用意のうえ、お電話ください。※お申し込みに際しては85ページの詳細をご確認ください。17歳の時にイタリア北部・ヴェネトの人ヴィットリオ・グリゴーロ テノールリサイタルフルオーケストラ、来日オペラアリア公演決定!2018年12月6日(木)19:00開演 会場:東京芸術劇場2018年12月9日(日)19:00開演 会場:サントリーホール料金(全席指定・税込):SS席32,000円/S席28,000円*ゲストソプラノ予定ありダイナースクラブ会員特別優待東京芸術劇場:SS席J列以内/S席1階席限定サントリーホール:SS席10列目以内/S席20列目以内
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