SIGNATURE2018年05月号
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CSignature21公演オフィシャルサイト:https://www.nbs.or.jp⇒第15回世界バレエフェスティバル指揮:ワレリー・オブジャニコフ、 ロベルタス・セルヴェニカス演奏:東京フィルハーモニー交響楽団予定舞踊手:アリーナ・コジョカル(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)ダニール・シムキン(アメリカン・バレエ・シアター)マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ団)ほか予定演目:「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥ「ダイヤモンド」「椿姫」「ディアナとアクテオン」「ジゼル」「オネーギン」「ヘルマン・シュメルマン」「じゃじゃ馬馴らし」ほか【Aプロ】8月 1日(水)・2日(木)・3日(金)18:00 4日(土)・5日(日)14:00【Bプロ】8月 8日(水)・9日(木)18:00 会場 : 東京文化会館(上野)料金(A・Bプロとも全席指定・税込): S席 26,000円、A席 23,000円お申し込み カンフェティ チケットサービスWEB予約 https://dnticket.jp/フリーダイヤル 0120-243-543 (月~金10:00~18:00 土・日・祝日休)10日(金)・11日(土)・12日(日)14:00Photo : Kiyonori Hasegawa文・高橋森彦(舞踊評論家) この夏、3年に一度のバレエの祭典がやってくる! 42年前の1976年に始まり15回目を迎える「世界バレエフェスティバル」は、日本が世界に誇るバレエ・ガラコンサートだ。 人間の身体が造形する究極美であるバレエの世界を体現するのは、いうまでもなくダンサーである。初回以来バレエ界を代表するスターたちが東京に集まり、特別な高揚感に包まれるなかで美と技を競い、数々の名舞台を生んできた。生みの親で“日本のディアギレフ”の異名をとった佐々木忠次氏(2016年逝去)のもと「本物」と掛け値なしにいえる一級品だけを紹介する姿勢を貫いてきたことが長い間支持されてきた理由だろう。世界広しといえども、パリでもロンドンでもニューヨークでも観ることが叶わない夢の競演だ。 この度の出演予定者をみても類のない公演なのは明らかである。アリーナ・コジョカル、オレリー・デュポン、アレッサンドラ・フェリ、タマラ・ロホ、ロベルト・ボッレ、マチュー・ガニオ、マルセロ・ゴメス、スティーヴン・マックレー、ダニール・シムキンといったおなじみの面々をはじめ30名を超える現代の美神たちが勢揃い。“バレエの殿堂”と呼ばれる世界最古の名門パリ・オペラ座バレエ団、典雅な踊りと演劇性にあふれた踊りがお家芸の英国ロイヤル・バレエ団、ダイナミックさを持ち味とするロシアの雄であるボリショイ・バレエ、スター集団として知られるアメリカン・バレエ・シアターなどだけでなく、モーリス・ベジャール、ジョン・クランコ、ジョン・ノイマイヤーといった巨匠の作品の神髄を知り尽くすカンパニーの名手もいる。 正真正銘の実力者が古典名作に加え、物語バレエや現代の息吹を感じさせる清新な作品を祝祭感あふれる場で披露するのだから、感動は約束されているといっていい。 先日、平昌冬季五輪が閉幕した。日本の選手も活躍し盛り上がったが、フィギュアスケートの選手たちが華麗に舞い演じる姿は名場面のひとつとして記憶に新しい。フィギュアスケートは“氷上のバレエ”と称される。フィギュアスケートとバレエを同じ土俵で比べられないけれど、肉体を鍛え、精神を研ぎ澄まし、音楽と共に美しく演技・表現するという点では相通じる。 奇しくも「世界バレエフェスティバル」は“バレエの五輪”と位置づけられてきた。世界の超一流スターが大集結し、全身全霊で奏でるバレエ芸術の極みに接することができるのは何と贅沢なことか。一生心に刻まれる至上の時間を体感したい。olumnText by Morihiko TAKAHASHITicket Information※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。 あらかじめご了承ください。※出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更は お受けできません。 ※未就学児童のご入場不可。    ※お手元にダイナースクラブカードをご用意のうえ、お電話ください。※お申し込みに際しては85ページの詳細をご確認ください。第15回世界バレエフェスティバル3Entertainmentバレエ界の超一流スターが集結!全身全霊で奏でる美と技、夢の競演

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