写真・岡村昌宏 文・ヘルメル原田ひとみ １８７５年の創業以来、オーデマ雑機構「グランド・コンプリケーション」でその名を轟かせ、比類なき技術力により、スイス高級時計業界で伝説的な存在だ。その一方、１９７２年には、元祖ラグジュアリー・スポーツウォッチの傑作「ロイヤルオーク」シリーズを発表し、時計業界に新旋風を巻き起こしたことでも知られている。この３月、CEOのフランソワベナミアス氏（写真）が来日し、わずか１年で世界第２位の売り上げを達成した大阪ブティックで、躍進の秘密を語った。「高度な技術と繊細さを信条とするオーデマピゲのクラフツマンシップには、洗練を極める日本の職人技と共通するものがあります。日本の方々は、由緒正しい時計とは何かをよくご存じです。無論、技術革新やクオリティに関しても厳しい目をお持ちだからこそ、ハイエンドな時計の価値を理解してくださるのでしょう」。 創業から１９６０年までの85年間に工房が製作した時計は、わずか６００本。ほとんどが一点物で、アンティークとしての価値は計り知れない。今年の新作モデルは、超薄型のパーペチュアルカレンダーや美しいフライング・トゥールビヨン、さらにレディス用ジュエリーウォッチと多彩だ。発表と同時に、注文が殺到したという。 クオリティを守るため、けっして量産はしない。だからこそ、タイムピースの一本一本が、身につける人にとってエクスクルーシブな価値を持つ。複雑機構時計の伝統をDNAとして受け継ぎながら、デザインや発想で常に革新を目指すオーデマピゲは、稀少なタイムピースを提案し続ける。美しいその一本は、未来に向けて、豊かな時を刻んでくれることだろう。ピゲは、超複アンリ・57ロイヤル オーク オフショア ダイバー／クールグレーのセラミック製リュウズとチタン製ベゼルを備えた18Kピンクゴールドのケース、自動巻き、ケース径42×厚さ13.6㎜、300m防水、グレーラバーストラップ、3,672,000円（税込） AUDEMARS PIGUET InformationMay 2018 No.611オーデマ ピゲ ブティック大阪住所：大阪市中央区心斎橋筋2-6-9電話：06-6214-5401営業時間：10:00～20:00年中無休（1月1日～3日を除く）{} - Photographs by Masahiro OKAMURA(Crossover)Text by Hitomi HARADA HELMELInformation For Enjoying Life Specialオーデマ ピゲ ブティック大阪で稀少な一本を
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