SIGNATURE 2018年 6月号
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まずはご覚悟を。この部屋の居心地を知ったら戻れなくなるでサーブされるハンバーガーは日替りでカレー味もある。これら船上でしか食べられないグルメの名品は、否応なくリピートの理由にならざるを得ないだろう。 リピーターの中には、乗る度に社交ダンスを習熟したり、地上にいる時よりアクティブに動いて、健康増進に励む人も少なくないという。 シアターやライブラリーなどが並ぶプラザデッキの一角。黄金に輝くプレートの列を見つけた。それは、通算1000泊以上の乗船を果たしたゲストに贈られるプレートで、いわば殿堂入りの証し。そしてこの栄誉あるスペースは、予想を超えて拡大中なのだという。 「何回目ですか?」 これは、乗船初日に船の中でよく交わされる会話だという。一度でも乗船したなら、乗客は「飛鳥クラブ」に入会することができ、冊子やイベントの告知などを受け取ることができるという。たとえ初対面でも、「飛鳥Ⅱ」のもてなしを体験した者同士の間には、まるで秘密を共有でもしているかのような親密感が生まれるらしい。 「初めてです」でも大丈夫。きっと人それぞれの大好きな「飛鳥Ⅱ」を教えてもらうことができる。頼もしさとは緊張からの解放。「飛鳥Ⅱ」は、非日常の日々を過す喜びだけでなく、頼もしさという安堵をのせて、船出する。52Information全長:241メートル 全幅:29.6メートル 総トン数:50,142トン 乗客定員:872人 お問い合わせ 郵船クルーズ 電話045-640-5301https://www.asukacruise.co.jp 高貴な花「シモクレン」をテーマにしたアスカスイート。朝食から夕食まで、インルームダイニングが可能であったり、夕食を専用ダイニングでとることができたり、様々な特典つき。広々としたバルコニーも魅力である。写真下は、『アスカ アヴェダ・サロン&スパ』と大浴場。いずれも充分な広さだ。飛鳥Ⅱ

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