SIGNATURE 2018 10月号
27/86

東福寺境内を貫流する三ノ橋川沿いの渓谷・洗玉澗の紅葉。回廊・通天橋の見晴台は、紅葉の名所として名高い。写真・水野克比古せんぎょくかん写真・高嶋克郎(スタジオバウ古都・京都には、数えきれないほどの美しい紅葉の名所が存在する。なかでも日本最古にして最大級の伽藍を有する臨済宗大本山東福寺のモミジは名高い。京都・伏見の稲荷山に源を発し、鴨川に注ぐ三ノ橋川が東福寺境内に刻んだ谷は、洗玉澗と呼ばれ、およそ2000本ものトウカエデが錦の絨毯を広げる。この秋、「洛陽の奇観」のひとつとして知られる、東福寺の紅葉を舞台に行われる特別イベント、古都の闇に浮かび上がる「夜紅葉」と「太夫道中」の幻想の一夜は見逃せない。)、BANRI、水野克比古、水野秀比古、水口博也文・沢田眉香子Special Feature*洛陽は京都の異称。京の都の中でも群を抜いて優れた景観を指す。31Zen Gateway to Divine Colors of Autumn*Kyoto黄金色の洛陽

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る