SIGNATURE 2018 12月号
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写真・秋田大輔 文・吉田友和 コーディネーション・旦 匡子協賛:インド政府観光局 協力:エア インディア、ビターズ・エンド49りんねげだつ母なる大河・ガンジスのほとりに位置するインド東北部の街、バラナシ(ヴァーラーナシー)。ヒンドゥー教最大の聖地として、国内外から多くの巡礼者や観光客を惹きつけるこの街で死んだ者は、輪廻から解脱できるといわれている。陽の出とともに人々が沐浴をし、水遊びに興じる子どもたちの傍らでは死者が火葬される。迷路のように入り組んだ路地裏を牛が行き交い、日没後にはプージャ(礼拝)が始まる……生と死が隣り合う幻想の世界。この秋公開の映画『ガンジスに還る』の舞台になった“終活の地”に、インドの死生観を見る。

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