白石が生んだ地酒「蔵王」うま第1回水のまちに、美し酒あり ITI 2018「SAKE写真・永田忠彦 文・髙杉公秀 撮影協力:木本硝子、のうらく伸世界一おいしい日本酒を決める世界最大のコンペティション「ダイナースクラブ若手奨励賞」に輝いた宮城県白石市の酒蔵『蔵王酒造』。若手の杜氏と蔵人が中心になって醸す注目のブランドだ。蔵の〝顔〞になりつつある「K」のシリーズ名には、「心を込めて醸し、心を込めて管理し、心を込めてお届けします」――若き造り手の「ココロ」が映されている。COMPETON」で、68Photographs byTadahiko NAGATAText byKimihide TAKASUGI「ZAO|Inspiration」。 若手中心に醸し、 2014年の初出荷から5年目。 黒一色のラベルをまとい「これから」 の酒造りへのメッセージが込められた 「インスピレーション(ひらめき)」。特別純米酒一回火入れ。宮城県産 「蔵の華」 精米50%。2月には生酒がリリースされる。1,512円(税込)。「蔵の華」 は宮城県古川農業試験場が1987年、「東北140号」 と 「山田錦と東北140号の子」 を交配し育成と選抜を繰り返し開発、2000年に品種登録された酒造好適米。何かをやろうという気持ちを起こさせる力――。すべてはここから始まった
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