SIGNATURE 2019 3月号
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Signature井上陽水オフィシャルサイト https://yosui.jp 日本が誇る稀代のシンガーソングライター・井上陽水が今年デビュー50周年を迎える。陽水名義での正式デビューこそ1972年のことだが、そこからさかのぼること3年、69年に“アンドレ・カンドレ”名義でメジャーデビューを果たしており、今年はそこから50年という節目となる。 思えば陽水は70年代以降、さまざまなトピックを日本の音楽界に残してきた。73年のアルバム『氷の世界』は日本で初めてミリオンセールスを記録したアルバムとなり、84年のセルフカバーアルバム『9.5カラット』も再びミリオンヒットを記録。90年代には「少年時代」や「Make-up Shadow」などのシングルヒット、PUFFYや小泉今日子への楽曲提供、そしてベストアルバム『GOLDEN BEST』のダブルミリオン獲得と、つねに話題に事欠かない活動を続けてきた。 50代に突入した2000年代以降も、陽水は楽曲制作やライブツアーなど精力的な活動を展開。特にここ数年は名曲「夢の中へ」が松坂桃李主演ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』のオープニングテーマとなったほか、NHKのバラエティ番組『ブラタモリ』にオープニング&エンディングテーマとして「女神」「瞬き」が採用された。昨年発売の最新シングル「care」は『ポカリスエット』のCMソングとしてオンエアされていたので、往年のファンはもちろんのこと、若い世代の耳に触れる機会も多いのではないだろうか。 そんな井上陽水が、自身のデビュー50周年を祝う全国ツアーを4月7日からスタートさせる。『光陰矢の如し』というツアータイトルは、彼のファン以上に現在70歳の陽水自身が強く感じていることなのかもしれない。と同時に、サブタイトルの「少年老い易く 学成り難し」からも、彼の現在の心境が垣間見える。「学」を「音楽」に置き換えると、彼が50年にわたり地道に続けてきた音楽活動に対する思いがより伝わるはずだ。 ツアーでは「傘がない」「リバーサイドホテル」「少年時代」など、数々のヒットナンバーに期待しつつ、緊張感あふれるセッションや陽水の弾き語りも楽しみなところ。また、曲の合間にはライブならではの“ユルい”トークも満載で、この緩急の激しさこそ井上陽水のライブの醍醐味といえる。節目となるこのタイミングだからこそ、ぜひ足を運んでいただきたい。Text by Tomokazu NISHIBIROTicket Informationolumn19※未就学児童のご入場不可日時:2019年4月10日(水)18:00開場、18:30開演 会場:千葉県文化会館日時:2019年4月17日(水)・18日(木) 会場:NHKホール料金:8,640円(いずれも全席指定、税込)17:45開場、18:30開演※公演中止の場合を除き、チケットの払い戻し、 公演日・券種の変更はお受けできません。 あらかじめご了承ください。※お手元にダイナースクラブカードをご用意のうえ、お電話ください。※お申し込みに際しては87ページの詳細をご確認ください。お申し込み ダイナースクラブ チケットサービスWEB予約 https://dnticket.jp/フリーダイヤル 0120-243-543 (月~金10:00~18:00 土・日・祝休)3光陰矢の如し……。デビュー50周年を迎えた井上陽水、待望のライブツアー文・西廣智一 井上陽水 50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~ Entertainment

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