SIGNATURE 2019 4月号
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写真・大志摩徹 文・松尾千鶴子 先シーズンからじわじわと浸透し始めた暖色系ネオンカラーが、春夏シーズンにさらに人気を集めそうだ。筆頭はショッキングピンク、そこにオレンジ、レッド、イエローが続く。甘さも曖昧さもない、きりっと強い発色が、大人の女性のワードローブに効果を発揮する。ホワイトと合わせて知的に、ビビッドなオレンジやレッドと合わせてエネルギッシュに、ブラックとならエレガントな雰囲気を醸し出すことができる。 今季のヘルノは、ロンドンの「フラワーマーケット」にインスパイアされたカラーストーリーを展開していた。なかでもブランドの技術力が光っていたのが、このリバーシブルコート。上品なロースタンドカラーとフェミニンに広がるAラインが、コートに秀でたブランドという原点を再認識させる。しかも、使われたテクニックは革新的。生地はレーザーで裁断し、端は断ち切りの軽快な仕上がりに。裏面から、肩、袖、ダーツなど本来は縫って合わせる部分までもサーモボンデッド(熱圧着)の技術を駆使。ボンディング仕上げながら、春夏コートに必要な薄くて軽い着心地も確保している。リバーシブルコートに劇的ビビッドカラー リバーシブルコート139,320円(税込)お問い合わせヘルノ・ジャパン電話03-6427-3424ヘルノの春夏コレクションの「フラワーマーケット」をテーマにしたアイテムには、ほかにダウンジャケット、リバーシブルブルゾン、ツイードジャケットがあり、すべてに暖色系ビビッドカラーが使われている。そのどれもが馴染みのある着やすいアイテムばかり。着慣れたアイテムに色を取り入れるだけで、この春夏コーディネートの印象は劇的に変わる。21Photograph by Toru OSHIMAText by Chizuko MATSUOWhat’s new ? FashionHERNO

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