SIGNATURE 2019 5月号
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What’s new ? お問い合わせニシキ醤油フリーダイヤル0120-2626-88Photograph by Toru OSHIMAText by Masahiko SHINAGAWAいかるが有機大豆・有機小麦・伝統海塩「海の精」以外に、『ニシキ醤油』の繊細かつ豊かな味や香りをもたらしているのは、長年の研究と試行錯誤を経て得ることができた「ニシキ醤油酵母菌群」。古都奈良から、丹精込めた醤油を食卓に。200ml 1,359円(税込)23 奈良県・斑鳩町にて、 1900年(明治33年)創業の『ニシキ醤油』。 「ここまでの百余年と、 ここからの未来を見据えた醤油づくりを」との思いから、 今年2月に発売されたのが「有機JAS 法隆寺醤油」。 誕生のきっかけは、 世界の食文化を改めて見つめ直すべく視察に訪れたフランスで目の当たりにした、 オーガニックマーケットの広がりだった。 安心で安全な原材料での醤油づくりの大切さを改めて胸に刻み込み、 『ニシキ醤油』は、 北海道・幕別町の有機JAS取得農場『折笠農場』と手を携えた。 十勝地方の豊かな土壌をベースに、 肥料や農薬を一切使わない自然栽培を徹底した有機大豆・有機小麦を100パーセント用いることで、 穀物本来の甘みと香りを獲得した。 また、 原材料のひとつである塩は、 伊豆大島の塩田で陽光と風の力だけを頼りに海水を濃縮し、 平釜でじっくりと結晶化させる日本伝統の製法でつくられた「海の精」を用いた。 現在の日本で考え得る、 最も自然に寄り添った原材料と技術で生み出されたオーガニック醤油。 日本の食文化を支え続ける調味料は、 醤油にこそありと再認識させてくれる。写真・大志摩 徹 文・品川雅彦醤油の原点に立ち返る自然の力を知ればこそGourmetNISHIKI SHOYU

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