SIGNATURE 2019 5月号
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 雲南省を称する「四時如春」という言葉がある。すなわち「四季を通じて常に春のよう」という意味だ。そしてこの言葉は、雲南省のイメージに直結しているように思う。 なかでも省都・昆明は春城と呼ばれる。2000メートル近い標高があるため、体感的には春よりも冷涼ではあるが、穏やかな気候で万人に過ごしやすい都市であることに違いはない。 地域によっては、大気汚染に注意を払わねばならない中国において、空気がクリアで、多くの都市からアクセスのよい昆明はリゾート地や富裕層の別荘地として、安定した人気。『ボリアンリゾート&スパ』は、その昆明を拠点につくられた、中国資本のラグジュアリーリゾートホテルだ。 同社幹部でホテル副社長の李海洲さんに話を聞くと、オーナーが旅行業やスーシールーチュンリーハイヂョウプーアル茶とスパでゆるり湖畔に佇む雲南式リトリートホテル42昆明郊外の陽宗海という湖(上)に面し、近隣にはゴルフ場も。敷地内のスパには二十数槽の湯船がある(中)。3つの温泉とダイニングルーム、4つのベッドを備えたプレジデンシャルスイート(6名まで宿泊可)。風水を考慮し、背後に山、眼前に湖を望むロケーションとなっている。

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