SIGNATURE 2019 7月号
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What’s new ? 日本の感性と職人技ホワイトスピリッツ写真・大志摩徹 文・品川雅彦 新しい元号の時代を迎え、来年には「東京オリンピック・パラリンピック」が開催される。日本が、あらためて世界から熱い注目を浴びる節目にある。洋酒の分野でも「日本独自の繊細な感性」をアピールしているのが、サントリーのクラフトジン「ROKU」。日本の豊かな自然が育んだ6種類の素材(桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子)をそれぞれの個性がもっとも際立つ時期に収穫し、ジュニパーベリー(杜松の実)やコリアンダーシード、シナモン、レモンピールなど8種類のボタニカルも使用して、クラフト蒸溜所である「リキュール工房」で蒸溜した。その際には、素材に合わせて別々の蒸溜器を用いる。桜のデリケートな香りと、柚子の深みある香りとでは、最適な抽出をするために蒸溜方法を変える必要がある。このていねいな職人技でつくり分けられた計14種類のボタニカルの味わいをブレンドすることで、重層的でありながらもスムーズな味わいを生み出した。 この春には国産米100パーセントのほのかな甘みが特徴のクラフトウオツカ「HAKU」もラインアップ。世界よ、これが日本の技だ。ねず 26ジャパニーズクラフトジン「ROKU」700ml 4,320円、ジャパニーズクラフトウオツカ「HAKU」700ml 3,240円(共にメーカー希望小売税込価格)お問い合わせサントリーお客様センターフリーダイヤル0120-139-310「ROKU」のボトルは六角形で、各面に日本を代表する6つのボタニカルを彫刻。「HAKU」のラベルは白と黒を基調としたシンプルなデザインで、書家・荻野丹雪氏による「白」の墨文字が鮮やかに躍っている。「日本人の手による、世界で愛される洋酒」の思いを込めて。Photograph by Toru OSHIMAText by Masahiko SHINAGAWAGourmetROKU & HAKU

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