1919年、戦間期の共和制期ドイツのワイマールで設立されたバウハウスは、建築や家具、工芸など近代デザインの基礎を築いた造形学校として知られる。ナチスによって1933年に閉校させられるまで14年間というわずかな期間の活動であったが、その〝精神〞は今なお、美術、建築、デザインから舞台、音楽の世界にまで脈々と受け継がれている。創設から100周年を迎える2019年春にはワイマールに、秋にはデッサウにバウハウスのデザイン・オリジナルを集めたバウハウス・ミュージアムが開館し、ドイツ各地で周年記念のイベントが開催される。現代ドイツに色濃く残るバウハウスの精神を探しに、ゆかりの地を訪れた。28100 Jahren der Moderne Photographs byText bySpecial Thanks toHironori TSUKUEYumiko URAEFLACE(https://flacedesign.com)Special Feature写真・机 宏典文・浦江由美子協力:FLACE Der Geist des Bauhauses;100年を経た今も、ドイツに宿るモダニズムの精神
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