作純米大吟醸 岡山朝日 「SAKECOMPETTON」は8年目に突入。令和初のコンペには2つの困難が伴っていたという。一つは猛暑の影響による、米の出来のバラツキ。もう一つは出品酒が1919本を数え、体力と集中力が必要な利き酒には数字的にもそろそろ限界がきていることだ。 そこを前提に、実行委員長の長谷川浩一氏が口を開く。「(昨年来の)酒造りには困難があったのでしょう、予審ではけっこうなバラツキがありました。それでも決審に残ったお酒はどれも高水準で、自ずと利き酒にも力が入りました」。精魂を込めた後の、心地よい疲労を感じさせる声音で、「決審を終えてブラインドを外すと、私が知らない蔵のお酒が数多くありました。バラエティに富んでいることは喜ばしいことです。ほかにも畑違いの企業が酒蔵を吸収して、酒質がガラッと変わったものが決審まで残っていました。そうした蔵に今後も期待したいですね。また、『獺祭』が海外で酒造りを始めますし、新しい刺激を受ければ、海外出品酒もさらに力を伸ばしてくるのではないでしょうか。ただ、スパークリング部門の酒瓶は課題です。審査上の難しさもありますし、お客様本位という視点からも形状の統一も必要だと思います。いつかはシャンパーニュに追いつくためにもね」と続ける。 昨年〈Super Premum〉部門で1位を獲得した栃木県『せんきん』の蔵元・薄井一樹氏は、今回初めて審査員を務めた。「世界一の日本酒コンペに重圧もありますが、自分を成長させるチャンスだと思いました。全国の優秀なお酒が集まり、利き酒する先生や蔵元も全国トップクラス。たいへん勉強になりました。すぐに自分の蔵にフィードバックできるようにしたいです。一つ気になるのは、レベルが高いのは当然の中、逆に言うと似通ってきているところ。コンペに勝つのもさることながら、蔵ごとの個性も大事。隣の蔵とは違う自社独自の〝とんがった〞表現も大切なのだと感じました」 長く審査員を務める、福岡県『みいの寿』の蔵元杜氏・井上宰継氏は、今年の出品酒の印象について、「予審から利きまただつぐだっさいi II321純米大吟醸部門 1位5,000ポイント限定12本純米吟醸部門 1位8,500ポイント限定6本純米酒部門 1位3,000ポイント限定12本68●ダイナースクラブ リワードポイントが貯まるカードをお持ちの本会員様のみお申し込みいただけます(家族カード不可)。●お届け先はご登録のご自宅住所となります。●お届けした賞品に瑕疵がある場合を除き、お届け後の変更や取り消し(返品)は承れません。●配送中に生じた賞品の汚損、破損などによる交換については、賞品到着後8日以内に当社にご連絡ください。●ダイナースクラブカードを「退会」された場合、またポイントが不足している場合は、お申し込みいただけません。●全てクール便でのお届けとなり、複数本お申し込みいただいた場合、賞品が別々に配送されますのでご了承ください。●20歳以上の年齢であることを確認できない場合は、酒類の交換申し込みを受け付けできません。●画像はイメージです。 19-1035先着順720ml清水清三郎商店(三重県)控えめながら上品な香りがしっかりと感じられ、豊かで広がりのある味わい、さわやかできれいな口当たりです。ざく左:〈純米酒部門〉でダブル受賞した広島県『宝剣酒造』の「純米酒レトロラベル」(1位)と「純米酒 広島夢酵母」(3位)。右:杜氏の土井鉄也氏は、審査員としてお馴染みだが、今回は“蔵の顔”ともいえる純米酒での受賞という栄冠を手にした。表彰式のスピーチで「(今まで)本当に苦しかった」と胸のうちを明かし、会場の感動を誘った。1800ml廣木酒造本店(福島県)多くの日本酒ファンを魅了し続ける飛露喜。キレイで華やかな吟醸香、なめらかな旨みのある上品な仕上がりです。ひろき720ml 宝剣酒造(広島県)地元向け純米酒をベースに攻めの部分をブレンド。香りを抑え、旨くてキレがよい、これぞ純米酒という一本です。ほうけん飛露喜純米吟醸宝剣純米酒 レトロラベル「SAKE COMPETITION 2019」1位受賞酒をダイナースクラブ リワードポイントで交換いただけます!ポイント交換特別企画 お申し込み受付開始日2019年7月24日(水)午前10時から
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