ズ)( 名コースを舞台に、明日のスターを目指す若手女子プロゴルファーたちとラウンドを共にする「ダイナースクラブカップ」。今年は『カメリアヒルズカントリークラブ』(千葉県)での開催となり、当日はオーデマピゲのブースも出展。女子プロたちとより充実した空間で有意義な一日を。 プロ選手とのラウンドというと、「上級者でなければ」とつい身構えてしまうものだが、「ダイナースクラブカップ」の特徴は、トーナメントコースを舞台に、女子プロの参加という好環境を整えながら、あらゆるレベルのアマチュアゴルファーに「ゴルフの楽しさ」を満喫してもらうことを目的としている点にある。初心者も歓迎しており、女子プロたちもその一躍を担えればと、高いモチベーションをもって臨んでいる。 今年、初参加の亀田愛里プロはティーチングプロの父を持ち、ゴルフレッスンは幼少より慣れ親しんできた世界。 「私は元々パターが好きで悩んだことがなかったのですが、パターが不調になるにつれて『入れたい』という思いだけが強くなり、スランプに陥りました。初めての経験で苦労しましたが、パターとしっかり向き合うよい機会ととらえ、練習と試行錯誤を重ねていく第2回ダイナースクラブカップ若手女子プロと和気藹々のラウンドを写真・下城英悟 文・根本淳 取材地・ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジうちに調子も上がってきました。ゴルフは奥が深く、皆さんも悩みをお持ちでしょうから、遠慮なく相談いただけるとうれしいです」 植竹希望プロは昨年も参加し、今年の開催も楽しみにしているという。 「前回ご一緒した方は皆さん飛ばし屋の男性ばかりで、私もドライバーの飛距離には自信があるのですが、これはまずいと思って真剣に振りました(笑)。今年はチャンスがあれば女性の方ともラウンドしてみたいです。レッスンも大歓迎。私はメンタルトレーニングも取り入れていて、アプローチは映像としてイメージが出るよう、右脳を使うことを心掛けています。ラウンド中はもちろん、練習場などでも声を掛けてください。せっかくの機会、もったいないですからね」。 現在TPトーナメント・プレイヤー単年登録者としてツアーに出場する瀬賀百花選手は、今年が初参加。 「アマチュアゴルファーにとって飛距離は大きなテーマでしょうが、私も飛距離がそれほどでもなく、ウッドとアプローチの精度で勝負しています。それでも予選通過ラインのハイスコア化が進み、飛距離は重要な要素です。今はトレーニングで体幹を鍛え、スイングの無駄を省き、感覚もアジャストすることで飛距離アップを図っています。私でお役に立つことがあれば、どんどんアドバイスさせていただければと考えています」 瀬賀選手の言葉どおり、アマチュアゴルファーにとって飛距離は最大の関心事だろう。亀田プロと植竹プロにも飛距離アップのコツを尋ねてみた。 「まずは『飛ばそう』と力まないことです。肩の力を抜いてリラックスし、〝結果〞としてよく飛んだという意識を持つことが大切です」と亀田プロ。 植竹プロからは「腹筋や背筋、〝大きな筋肉〞を使うことを意識して、肩を回し、スイングも大きくゆったり振ることを心掛ける」とのアドバイス。 さらにスコアを縮めるための秘訣を3人に尋ねてみたところ、「普段の練習場からターゲットを明確に設定して、一打一打集中して狙い打つようにする」(瀬賀選手)、「練習グリーンでは芝のスピードをつかむだけでなく、文字どおりパターもしっかりと〝練習〞すること」(亀田プロ)、「雨などコンディションが悪い時のアプローチはユ70来年の日本オープンの舞台となる『紫カントリークラブ すみれコース』所属。当コースで石川遼選手と練習をする機会を得た際、食事中まですべてがゴルフの話ばかりという姿勢に、感銘を受けたという。植竹プロは4歳からゴルフを始め、宮里藍選手の活躍を見てプロを目指すスイッチが入ったという。現在は松澤知加子プロの教えを受け、メンタルトレーニングも取り入れたりと研究心も旺盛。AIRI KAMEDAPhotographs by Eigo SHIMOJO Text by Jun NEMOTONOZOMI UETAKE亀田愛里植竹希望
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