第二章 モードな泡、フランチャコルタ1234156 フランチャコルタ地域の南端に位置し、個性的な泡を生産することで知られる『カステッロ・ボノーミ』。目の前に迫るオルファノ山の麓の土質や気候の影響を受ける一方で、フランチャコルタの特徴である氷堆積土壌が一切混ざらない畑から生まれるワイン。それは、塩味を強く感じるミネラリーな仕上がりであると同時に、パワフルな凝縮感も兼ね備えている。ワイナリーの南から吹く熱い風が、ぶどうの樹勢を強め、糖度を上げている故の個性だという。いわゆる泡が優しくエレガントであるというイメージを覆し、パワフルな肉料理、たとえばミラノ風カツレツなんかにも合わせたくなる、そんなフランチャコルタがあってもいい。1と2.総面積24ヘクタールの自社畑で手摘みされたぶどうが、順次ワイナリーに到着。3.圧搾作業に取り組む臨時スタッフたち。4.収穫されたぶどうは圧搾機でゆっくりと搾る。5.右:キュヴェ・ルクレツィア・エティケッタ・ビアンカ。瓶内二次発酵120か月の自信作。肉料理などにも堂々と合わせられそうだ。左:クリュ・ペルドゥ。糖度の高いぶどうから造られる力強い仕上がりの一本。6.外のテラスで、地元産のサラミなどをつまみながらの試飲も楽しい(要予約)。カステッロ・ボノーミ42Via San Pietro, 46 - 25030 Coccaglio Tel: +39 030 7721015 http://www.castellobonomi.it/Castello BonomiInformation肉にも合わせてみたい力強い個性派Castello Bonomi
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