諏訪内晶子ヴァイオリニスト人Akiko SUWANAISignatureInterviewPhotographs by Tadayuki MINAMOTOText by Yoichi IIO13no.写真・渞 忠之 文・飯尾洋一協力・ジャパン・アーツ日本を代表するヴァイオリニスト・諏訪内晶子が芸術監督を務める「国際音楽祭NIPPON」は、はや6回目を迎える。十代でソリストとして華々しい国際デビューを果たした諏訪内が、社会との接点を求めて形にしてきた音楽祭は、いわばソリストとしての「点」を、音楽芸術の共有という「線」へと広げるビジョンに貫かれている。東日本大震災の被災地への復興応援コンサートなど「音楽を届けるべきところに、継続的に応援を」という強い信念は、2020年という節目の年にいかなる花を咲かせるのか、注目したい。世界的ヴァイオリニストが、芸術監督として描くクラシック音楽の可能性97
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