Travel My World Vol.12

ロイヤル マンスール マラケシュ

Royal Mansour Marrakech

王室が生んだ美しき砂漠の邸宅

王室が贈る、最上のもてなし――。2010年にモロッコ王室がオープンさせたラグジュアリーホテル『ロイヤル マンスール マラケシュ』。
ゴージャスなリヤド(邸宅)で、エキゾチックな休日を。

ナビゲーター(文と写真)・Ciel

Navigator: Ciel

イラストレーション・いとう瞳

Illustrations by Hitomi Itou

 ヨーロッパから距離的には近いけれど、訪れるにはなんとなく高い壁を感じていたアフリカに初めて足を踏み入れたのは、今年3月のことだった。選んだ場所は、ベルベル語で「神の国」を意味するマラケシュ。その時は、かつて世界の7大ホテルに数えられていたアフリカを代表するホテル『ラ・マムーニア』に宿泊。モロッコらしいモザイクや、ジャック・ガルシア氏が手掛けた“アフリカン・デコ”をはじめ、まるで映画の世界に飛び込んだような美しい館内に心奪われ、4日間の滞在中、外出したのはたったの2時間半。しかしながら、その2時間半の間に立ち寄ったホテルと、私は恋に落ちてしまう。それが、2010年にモロッコ王室がオープンさせたホテル『ロイヤル マンスール マラケシュ』との出合いだった。

モロッコ王室のおもてなし

 山や海などの大自然の美しさや、歴史的建築物としての時代を感じさせる美しさとは違って、あくまでも“造り込まれた”美しさのホテルは、個人的にあまり好みではない。が、そんな能書きを垂れている場合ではない。このホテルの美しさは別格だ――

 その4ヵ月後、私は再びマラケシュを訪れた。けっして近くもないマラケシュにこんなに早くも再訪するなんて。ここを訪れたい熱意が、それだけあった。

 『ロイヤル マンスール マラケシュ』の敷地内は、メディナと呼ばれる旧市街が再現された造りになっていて、全53室の部屋すべてが「リヤド」と呼ばれるモロッコの邸宅スタイル。各リヤドに繋がっているトンネルはスタッフしか利用できないため、プライバシーは守られ、実質、一軒家に滞在していることと同じになる。

 私が滞在したのは「スーペリア・リヤド」という、一番小さなリヤドであるが、それでも1階がリビング、2階がベッドルームとバスルーム、3階が屋上テラスの3階建て。さらにテラスには、マラケシュの市街地を眼下に望むプールも完備という豪華ぶり。

ロイヤル マンスール ブレックファースト

ロイヤル マンスール ブレックファースト

ロイヤル マンスール ブレックファースト

ロイヤル マンスール ブレックファースト

ロイヤル マンスール マラケシュ 2階のベッドルーム

 このホテルのゴージャスな部分は、パッと見て分かりやすい調度品やインテリアなどのハード面だけではなく、気づかない人は気づかないくらい細かい部分にまで高級感があふれているところだ。ほんの一例を挙げると、部屋にあるティッシュペーパーは、一枚一枚が紙ナプキンのような厚さのクオリティで、ドレッサーの前に置かれるティッシュに関しては、ラメがちりばめられている。

 備え付けのレターセットはゲストの名前入りで、「Ciel」の文字が金色で記載される。利用していた部屋のカードキーとレザーのケースは、ホテルの思い出にとチェックアウト後にプレゼント。バスアメニティにいたっては、3つのポーチに様ざまなグッズが提供され、石鹸は金箔入り。もちろん、こういったサービスを提供しているホテルのスイートルームはあるけれど、これらすべてがカバーされているスタンダードカテゴリーの客室には出合ったことがない。ほかにもスタッフ5、6人がかりでルームメイクをしてくれたり、これまでで一番“優雅な気持ちにさせてくれる”オーダー制の朝食(それも注文外のものまでデフォルトで用意されるシステム!)など至れり尽くせりのケア。

 ここまで特別な気分にさせてくれるホテルから、本当の王室の生活を垣間見たようだった。

ロイヤル マンスール マラケシュ プール

ロイヤル マンスール マラケシュ レザーケース

ロイヤル マンスール マラケシュ ラ・ターブル

 館内にある3つのレストランは、三つ星シェフ、ヤニック・アレノ氏が監修。そのうちの一つ『ラ・ターブル』では、オリーブの木に囲まれたテラス席で、オープンキッチンやプールを眺めながら地中海料理をいただける。「とってもおすすめ!」ということでランチの予約をしたはよいが、この日の気温は45度。パラソルがあるとはいえ、座った瞬間、体中からじんわりと汗。しかし周囲を見渡すと、ゲストの顔はみな涼しげである。「なぜだろう?」と思っていたら、どこからともなく、ミスト状の冷水が噴霧されるではないか。それとともにローズオットーのよい香りも漂ってくる。さすが、世界でも高品質とされているモロッコ産。通常、食事中にアロマを楽しむのはご法度とされるが、これが料理の味を邪魔することなく、スッと体に染みわたるような自然な香りで、なんとも癒される。

 ここではこの香りこそが、心身ともに料理を美味しく味わうスパイスになっていたような気がする。どんなに美味しい料理でも、嗅覚という原始的感覚には勝てないようで、今もこのランチの中で記憶に残っているのは、味よりもあのエレガントな香りだったりする。

  • ラ・ターブル 自家製ハード系パンなど
  • ラ・ターブル イカのグリル
  • ラ・ターブル 野菜のグリル
  • ラ・ターブル モロッコ菓子

Ciel(シエル)|livedoor公式ブロガー。海外旅行カテゴリのランキングで1位をキープし続ける人気ブログ「月に一度の世界スパ&ホテル巡り」を運営。世界中のラグジュアリーホテルを趣味で巡り、これまで訪れた国は55ヵ国を超える。国際線に年間50回以上搭乗するジェットセッター。2015年1月に個人のメディアとして初めて、フランスルポルタージュ大賞を受賞。同年7月に初の旅行記『月に一度の世界スパ&ホテル巡り』(KADOKAWA)を出版。

「月に一度の世界スパ&ホテル巡り」

http://cieltrip.blog.jp/

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『ロイヤル マンスール マラケシュ』が加盟する、ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドの「リーダーズクラブ メンバーシップ」(年会費 通常US$150)を、ダイナースクラブ会員に半額(US$75)でご提供します。メンバー限定の様ざまな特典を、ぜひご利用ください(優待の適用には、トラベルデスク経由でのご予約が条件となります)。

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ロイヤル マンスール マラケシュ

Information

Royal Mansour Marrakech

ロイヤル マンスール マラケシュ

Rue Abou Abbas El Sebti, Marrakech 40000, Morocco

トラベルデスク

0800-222-5972
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日・祝・12月30日~1月4日休

  • ※日本ご出発の4日前(日・祝・年末年始を含まず)までに、トラベルデスクへお電話でご予約ください。
  • ※プレミアムカード会員様のご予約は、プレミアム旅行デスクで承ります。

ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド

0120-086-230 (フリーダイヤル)

www.LHW.com/royalmansour

*「Travel My World」第13回『チューゲン グランド ホテル』もあわせてご覧ください。

2017.09.05

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