【結果発表】
海とSDGs自由研究コンテスト!

2023年6月25日に開催した
「海とSDGs×夏休みの自由研究」の
参加者から、海とSDGsをテーマにした
自由研究作品を募集しました。

「海を題材とした自由研究」「わたしたちの海を守るためのアイデアや取り組み」など、海とSDGsをテーマにした子どもたちの自由研究作品を募集しました。
子どもたちの頑張り、発想をぜひご覧ください!

コンテスト結果発表

たくさんの自由研究をご応募いただきました!
その中から一部をご紹介します。
素敵な作品のご提出、ありがとうございました。

「海の豊かさを守ろう」大賞

受賞者 小学4年生 H. N.

<頑張ったポイント>

大好きなウミガメが絶滅危惧種であることを知って、そのために、私たちが出来ることを考えてみんなに伝えたい。環境を良くして、いつかウミガメを救いたい。

<評価コメント>

「自分が大切だと想うものを守りたい」という研究の動機が、とてもすばらしいですね。この問題を解決する方法を考えて「たくさんの人に伝える」という、みんなで協力して解決していこうとする着眼点にも関心しました。日本だけでなく外国の取り組みを調査し、専門家にもインタビューをされるなど、さまざまな情報を並べて評価する手法が研究に深みを持たせており、高く評価したいと思います。

<もっと良い作品にするには>

  • 積極的にたくさんの人にインタビューできたことは、とてもすばらしいです。
  • 調べる過程で出た疑問についてさらに調べられているともっとよかったですね。
  • 出展元や、聞き取りをして得た情報を別の視点から自分で調べ直してみると面白いかも。
  • 研究計画に記載のなかった水質調査は、なぜやってみようと思ったの?(たまたま、ゼミで実験があったから?)
  • 浜松と江ノ島の違いの中で、ウミガメの産卵数の違いに関係しそうなことはなんだろう?
  • 調べた結果から、独自の考察や解決策の提案があるともっとよいものになったと思います。

GODAC未来の海洋研究者賞

受賞者 小学4年生 Y. T.

<頑張ったポイント>

沖縄に何度か訪問した経験があり、なんで沖縄の砂が白いか、気になっていた。砂浜による違いをみつける。砂浜にプラスチックのゴミなどが混ざっていて残念に思いました。ゴミを減らす努力をし、いつまでも綺麗な海であって欲しいと思う。

<評価コメント>

沖縄の砂の色が白い理由や、身近な海の砂の色が黒い理由が、少しずつ明らかになっていく様子がよく伝わってきました。キレイにみえる砂の中にも、色々なごみがまざっている新しい発見もあり、次の研究につながっていく期待がもてます。砂の実物をレポートにはりつけている工夫も、研究成果をみんなと共有するためのステキな工夫でした!

<もっと良い作品にするには>

  • 場所を知らない人もいるので、調査したビーチの場所がわかる地図があるとよかったですね。
  • 沖縄の砂でも黒いものがあったようですが、これはなぜ?黒いサンゴってあるのかな?
  • 持って帰ってきたら色がかわってしまった砂はなんだろう?もう一度ぬらすとどうなる?
  • 白い砂と黒い砂は、つぶせるだろうか?堅さにちがいはある?
  • なんで沖縄の砂は、サンゴや貝が多いのだろう?なんで千葉の砂はサンゴがないのでしょう?
  • 白い砂以外の色(オレンジや肌色、うす茶色など)の砂は、何でできていましたか?
  • 調べている途中でみつけたガラス片やプラスチック片の写真もあるとよかったですね。

佳作:人も魚もバランスが大切で賞

小学1年生 C. F. 

<頑張ったポイント>

ふだんたべているしょくじで、さかななえいようをしらべた

<評価コメント>

サカナと人間の体のしくみや食べるものを、くらべながら調べてみたのですね。「いろいろなものをくらべてみる」方法は、研究者もおこなっている、たいせつな方法なんですよ。人間にとってバランスのよい食事が大切なように、サカナにもバランスのよいかんきょうが大切なことがよくわかる研究でした!

<もっと良い作品にするには>

  • 魚と人を比べてみようと思ったのはなぜですか?
  • 体の仕組みの違いについて、どう思いましたか?
  • 海底を耕すと、海底のドロはどうなるかな?
  • みんなが食べきれないくらい沢山の食事がいっぺんにでてきたら、どうなる?
  • 陸の生態系ピラミッドはどんなだろう?

佳作:目の付け所がユニークで賞

小学2年生 H. M.

<頑張ったポイント>

見たこともないものを砂浜で見つけ、頑張って正体を見つけることができた。意外な使い方にびっくりした!!

<評価コメント>

ぐうぜん見つけた「ナゾの物体」の調査を研究テーマにされたのですね。この物体がコウイカの骨だと分かった時は、どんな気分になりましたか?きっと、たくさんのおどろきや感動があったのではないでしょうか。
研究のだいごみは、今まで自分が知らなかったことが明らかになった感動や達成感にあると思います。これからも「色々なナゾ」の解明に、取り組んでほしいです!

<もっと良い作品にするには>

  • 3つの予想は、それぞれどうしてそう思ったのですか?
  • 結果は、どの調べ方でわかりましたか?
  • 調べた結果については、どう思いましたか?
  • なぜ、海岸にあったのでしょう?
  • インコの餌にするのはなぜでしょう?

佳作:データの集め方が秀逸で賞

小学5年生 C. O. 

<頑張ったポイント>

  • 家の近くの幕張の砂浜は色が黒く、ゴミが多く流れ着いているのに対し、ハワイの砂は白や黄色っぽくきれいで、カメが泳いでいるのも見える。つながっている海なのに、なぜ違いが出るのか気になり、調べてみたいと思った。
  • 砂浜の色は汚いから黒いわけではないことが分かった。また、予想とは違い、ハワイにもごみが流れ着いていることが分かり、東京湾は、ゴミがたまりやすい地形なのではと考えた。だからと言って放置していいわけではなく、これからは、ボランティアなどにも参加したいと考えるようになった。

<評価コメント>

サンプルを比較しやすいようにする撮影の工夫、乾燥させて条件を整える工夫など、研究データを集める際の手法が高く評価できます。今回の研究では、砂粒の大きさや形に注目して観察が行われていますが、「この粒は何か?(生物由来なのか?鉱物なのか?)」にも注目されると、新しい発見があると思います。集めたサンプルは保管しておいて、来年は別の視点で研究に取り組んでみてください!

<もっと良い作品にするには>

  • 砂浜の色について、なぜサンゴが源だと白く、火山が多いと黒いのでしょうか?
  • 調べた砂の特徴について、それぞれの違いは何故だと思いますか?研究では重要な点です。
  • コオリナは、ハワイのどの辺りでしょうか?知らない人でも分かりやすいように地図もあると良かったです。また、ハワイの別の場所や日本にも真っ黒な砂浜があります。調べてみては?
  • 顕微鏡写真で同じ倍率条件にそろえたのはよい考えです。さらに、それに加えて高い倍率の写真もあると砂粒自体の詳しい観察ができて、さらに違いが発見できたかもしれませんね。
  • 研究テーマの砂の比較と、ゴミ問題の関係は?突然なので詳しい説明が欲しかったです。

佳作:粘り強く頑張ったで賞

小学6年生 K. F.

<頑張ったポイント>

実験結果に納得がいかず、何回か繰り返し行いました。
実験は、自分の予想通りの結果にならないこともあることを知りました。
予想通りの結果でない時に、どのように考えるかが大切だと思いました。

<評価コメント>

現在、問題となっている海洋酸性化のpH変化は毎年0.001~0.003の変化(海表面)と、数字だけをみると微々たる変化のようにみえますが、海にくらす生物にとっては急激な変化です。
自由研究で準備したクエン酸やカビキラーのpHは、実際の海洋では発現しない状態ではありますが、それでも、海洋酸性化が海の生き物に影響を与えることを、自分の目で確かめたことは、とても意味のある、すばらしい取り組みですね。

<もっと良い作品にするには>

  • 繰り返し行った実験の結果は毎回同じでしたか?実験の正確さを証明するデータになります。
  • 重さを測るために乾燥させる時、溶液から出してそのまま乾燥?それとも水で洗ってから?
  • 溶け方の予測の理由(こんきょ)は何でしたか?またpHを測定したのはなぜ?
  • 沈殿物の重さも測っていますが、道具には濾過装置はありませんでしたね。どうやって測りましたか?(溶液も少し一緒に乾燥させたのでしょうか。溶液だけを乾燥させたら、溶液中の物質はどうなるだろう?)※アルカリ薬品を使うときは手袋をするようにして下さいね。
  • 沈殿物も合わせた重さの方が最初の重さよりも重いのはなぜだろう?

開催済みの関連イベント

たくさんのご参加ありがとうございました。

①「海とSDGs×夏休みの自由研究」
~夏休みの自由研究を先取り!今の海洋環境問題と、自由研究の上手なまとめ方、どちらもお教えします~

開催日時 2023年6月25日(日)10:00~11:20(予定)
開催場所 オンライン(Zoom開催)
対象 小学生以上のお子様とその保護者
  • メインの参加者は小学校中高学年の想定です。
  • ダイナースクラブ会員以外の方もご参加いただけます。
参加費 無料
共催 国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
国際海洋環境情報センター(GODAC)
ダイナースクラブ
申込締め切り日 2023年6月21日(水)
  • 申込多数の場合は、早めに募集を締め切る場合があります。
セミナー内容(予定)

①海の環境に関する現状について
JAMSTECが取り組む海洋環境研究の概要を数点、分かり易く解説します。
(地球温暖化等環境変動、生物多様性、海洋ごみ等)

②夏の沖縄で海と地球について学べるアクティビティの紹介
「上記で紹介した海洋研究に、みんなも取り組んでみよう!」の観点で、上記①で触れたJAMSTECの研究を自由研究のテーマとした際の取り組み案(アクティビティ)を数点、紹介します。

③夏の自由研究テーマの探し方/調べ方/まとめ方
「研究者と同じ方法で自由研究に取り組もう!」の観点で、自由研究の進め方/まとめ方を解説します。

②GODACの開催する「夏休み うみの自由研究サポート@オンライン」で、あなたの自由研究をオンラインでサポートします!(無料)

自由研究を進める上でぶつかる疑問や悩みなどを、海に詳しいGODACのサイエンスコミュニケーターにオンライン上で直接相談することができます。
ダイナースクラブ会員様専用の特別開催日を設けています。:8月5日(土)、8月20日(日)

  • ダイナースクラブ会員様専用の特別開催日に参加を希望される方はこちらから参加をお申込みください。
  • それ以外の日程で参加を希望される方はこちらからお申込みください。※申込の際、ダイナースクラブ会員の方は備考欄に「ダイナースクラブ会員」である旨をご記入ください。

③海とSDGs自由研究コンテスト!(非会員含む)

皆さんの自由研究をコンテストに応募しませんか?
「海を題材とした自由研究」「わたしたちの海を守るためのアイデアや取り組み」など、海とSDGsをテーマにしたあなたの自由研究作品をお寄せください。
優秀な作品には賞をご用意していますので、ふるってご応募ください!

応募方法

募集要項の内容をご確認のうえ、応募フォームからご提出ください。
応募作品 図画・工作・作文・自由研究などジャンル指定なし
応募対象 2023年6月25日(日)開催のオンラインイベントの登録者
提出締切

2023年9月3日(日)

顕彰内容

大賞、他

  • 入賞者には2023年10月上旬にダイナースクラブからご連絡します。

募集要項はこちら

  • データでの提出が難しい場合は下記ダイナースクラブ イベント担当までメールでお問い合わせください。
  • 応募には、7月14日(金)にダイナースクラブから配信されるアンケートメールに記載の管理番号が必要になります。不明の場合は下記ダイナースクラブ イベント担当までメールでお問い合わせください。
  • コンテストにご応募いただいた作品は、ウェブサイトでご紹介させていただく場合があります。
  • ダイナースクラブ会員以外のお子様もご応募いただけます。
  • この先は、国際海洋環境情報センター(GODAC)の作成するGoogle Formへ移動します。

国際海洋環境情報センター(GODAC)

国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の拠点として、沖縄から世界に向けて海と地球の研究データを発信しています。

また、施設は自由に見学することができ、船舶模型や生物標本などの展示品や実験を交えてサイエンスコミュニケーターがわかりやすく解説するので、海と地球について楽しく学んでいただくことができます。

GODACの詳細はウェブサイトをご確認ください。

SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」

目標14のポイント:

  • 持続可能な社会のために,海と海の資源を守る
  • 海と海の資源を持続可能な方法で利用する

今回は、GODACのサイエンスコミュニケーターが、JAMSTECが取り組む海洋環境研究の概要を数点、分かり易く解説します。(地球温暖化等環境変動、生物多様性、海洋ごみ等)

お問い合わせ

セミナー、自由研究コンテストに関するお問い合わせは ダイナースクラブ イベント担当まで。

E-mail : G_DinersClub_Event@sumitclub.jp(受信専用)

  • お問い合わせへの返信は、別メールアドレスからになります。ご了承ください。

23-0158

カードのご紹介

本優待・サービスをご利用いただけるカードの一例です。

ダイナースクラブカード

本物のこだわりを求める方への一枚。ダイナースクラブのサービスを余すことなくご利用いただけるカードです。

ANAダイナースカード

ANAおよびスターアライアンス加盟航空会社での旅や毎日の暮らしで、しっかりと大きくポイント(マイル)を貯めたい方におすすめのカードです。

JALダイナースカード

JAL便のフライトでも、日常のカード利用でもマイルがどんどん貯まります。

2023年6月25日に開催した「海とSDGs×夏休みの自由研究」の参加者から、海とSDGsをテーマにした自由研究作品を募集しました。クレジットカードのダイナースクラブ公式サイトをぜひご活用ください。