2018年9月、近畿地方に襲来した台風21号により醍醐寺の桜も大きな被害をうけました。三宝院の玄関で皆様をお迎えしていたしだれ桜は3本のうち2本が太い枝が折れ、霊宝館の樹齢100年を超えるソメイヨシノは根っこから倒されてしまいました。冬を超え、春に花を咲かせることができるのか心配されましたが、醍醐寺の象徴ともいえる霊宝館のしだれ桜をはじめ、しっかり花を咲かせた桜の木々を皆様にご覧いただくことができました。
世界遺産 醍醐寺の観桜会醍醐の桜を貸切で愉しむ特別なひととき |
2019年3月30日、31日開催
会員の皆様に毎年ご好評の観桜会を、3月30日の夜と31日の早朝に醍醐寺を貸切り開催しました。抽選での申込みに当選された夜150名、朝40名の会員様を、ちょうど満開となった霊宝館のしだれ桜がお迎えいたしました。
夜の観桜会当日は、残念ながら雨模様でしたが気温も比較的高く、しっとりとした静けさの中での満開のしだれ桜鑑賞となりました。雨に濡れた桜のライトアップされる姿は艶やかな美しさで、昼間とは違う雰囲気をお楽しみいただきました。
朝の観桜会も少し小雨がぱらつく中の集合となりましたが、皆様が報恩院での護摩法要にご参加いただくと雨は止み、清々しい空気のなかで満開の桜と朝粥を楽しんでいただきました。
醍醐寺とは貴重な文化財を修復するプロジェクトも実施しており木造五大明王像は皆様のご寄付により修復が進んでいます。今年は3体目の軍荼利明王像(ぐんだりみょうおうぞう)の修復が完成しお披露目され、桜の京都と文化財に触れる素敵な時間をお過ごしいただきました。
2020年に向けて降三世明王像(ごうざんぜみょうおうぞう)の修復計画を進めております。引き続き皆様のご支援をお待ちしております。 <宮>
醍醐寺/ダイナースクラブ 文化財修復プロジェクト