ダイナースクラブの歴史

クレジットカードの発想はレストランのテーブルから生まれた

ダイナースクラブは、第2次世界大戦が終わってまだ日も浅い1950年(昭和25年)、アメリカで実業家フランク・マクナマラと友人の弁護士ラルフ・シュナイダーによって設立されました。

きっかけは、ニューヨークの人気レストラン「メジャーズ・キャビン・グリル」でのこと。
顧客との食事を終えたマクナマラは財布を忘れてきたことに気づき、あわてて郊外の自宅に電話、夫人に現金を届けてもらいました。なんとか支払いは済ませたものの財布の到着を待っているのはかなり気まずいものでした。そこで彼はシュナイダーに相談し、二人で1万ドルずつ出し合い、ツケで食事ができるクラブを作ることを思いつきます。
クラブの名前は食事をする人という意味の「ダイナース」。ここに初めて、カードさえあれば、自分の顔を知らない店でも食事ができるクラブができたのです。

ダイナースクラブはマクナマラとシュナイダーの友人・知人200人の会員でスタートしました。
瞬く間に会員数は42,000人に増え、数百のレストランと加盟店契約を結びました。設立からわずか5年でアメリカ証券取引所に上場を果たし、10年足らずで会員が100万人を超えました。
海外でも日本をはじめ各国でフランチャイジーが生まれ、グローバルなカードブランドとして着実に成長していきます。そして、1990年、『ライフ』誌は、ライト兄弟、ヘンリー・フォード、ウォルト・ディズニーといった革新者たちとともに、フランク・マクナマラを「20世紀で最も影響力のあるアメリカ人100人」に選出したのです。

アメリカから10年後、日本で半世紀を超える歴史が始まる

日本のダイナースクラブは、当時の外国為替管理法もあり、外国人受け入れ、国際観光事業のインフラ整備を目的として1960(昭和35年)12月に創立。翌年1月にはさっそく会員募集を開始しました。当時から会員の入会審査方針は、収入、生活の安定性、将来性の3点を重視し、社会的信用の高い方をお迎えするというものでした。世の中ではNHKがカラー放送を開始し、東京での生活費が月平均約3万3千円だった時代のことです。

ご存知でしょうか。プラスチック製のクレジットカードの発行を一番始めに考案して使いだしたのは日本のダイナースクラブなのです。当時から柔軟かつ大胆な発想でいくつもの事業を展開してきました。

アメリカから10年後、日本で半世紀を超える歴史が始まる

これからのダイナースクラブ

現在、ダイナースクラブは45ヵ国、55以上の発行会社と提携し、200ヵ国以上でカードが利用されています。強力なネットワークを築き、グローバルな視点でサービスを提供します。

私たちはクラブです。クラブメンバーシップを尊重し、ブランドの起源であるダイニングにとどまらず、人生のあらゆる豊かさを求め、その価値観を共有し続けていきます。

ここでしか、見つけられないものがある。

物も情報も体験も、あふれかえる世の中で、
本当に価値のあるものを見つけることは難しい。
しかし、だからこそ、
自分にとっての「本物」と出会えた時のよろこびは大きい。
人生に、もっと本物と出会う機会を。
私たちが、確かなキュレーション力でお手伝いします。

クレジットカードのダイナースクラブについてご紹介いたします。日本で最初のクレジットカード、ダイナースクラブカード。