SDGs 17のゲート
持続可能な社会のためにわたしたちができること
繊細かつ収穫量も不安定なうえ、毎年品質が異なるオーガニックコットン。その違いをあえて“個性”と捉え、ボジョレーヌーボーのように違いを愉しんでほしいという発想で生まれた商品がある。愛媛県今治市のタオルメーカー、IKEUCHI ORGANICの「コットンヌーボー」だ。前年に収穫されたコットンのみを使用して作られるタオルで、2011年に誕生以来、コレクターがいるほどである。
さらりと「前年に収穫されたコットンのみ」と書いたが、実はこれは奇跡に近いこと。通常は、収穫された年度や産地をミックスすることで品質を均一にして糸を作るからだ。
この前代未聞のアイディアを実現へ導いたのは、スイスに本社を置くリーメイ社。当時、日本では流通がなかったタンザニア産のオーガニックコットンを日本で知ってもらうため、収穫年度で区切って糸を作ることに協力を申し出てくれたのだ。
IKEUCHI ORGANICでは、3年以上農薬や化学肥料を使わない有機栽培で育てられていること、遺伝子組み換え種でないこと、フェアトレードであることの3つの条件をクリアしたオーガニックコットンのみを採用している。
タンザニアで持続可能な栽培を守るため、どんなに豊作でも収穫の70パーセントを適正価格で買い取る約束をしているリーメイ社は願ってもないパートナーだった。この取り組みも2023年で12年目。どんな風合いに仕上がったかは、ぜひ実際にご自身の肌で味わってみてほしい。
コットンヌーボーはふっくらとボリュームがあり、肌ざわりがよく吸水性に優れている。年号が織り込まれているので、結婚祝いや出産祝いにおすすめだ。有料で名前の刺繍も可。
左上からウォッシュタオル35×35㎝ 1,870円~、フェイスタオル35×80㎝ 2,970円~、ベビーガーゼブランケット72×72㎝ 4,950円~、右バスタオル72×145㎝ 8,250円~(すべて税込)。
写真・大志摩 徹 文・小倉理加
*掲載情報は2023年3月号掲載時点のものです。
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