SDGs 17のゲート
持続可能な社会のためにわたしたちができること

次世代の食の在り方を考えた特許取得製法の紅茶

“マイクロバイオーム・ガストロノミー”という言葉をご存じだろうか。銀座にあるフレンチの名店『ロオジエ』のエグゼクティブシェフ、オリヴィエ・シェニョン氏が提唱しているサステナブルな食の在り方を目指す考え方である。

厳選された乳酸菌とその代謝物の力を借りて土壌を改良する“マイクロバイオーム農法”では、独自の微生物の生態系が生まれ、農薬を使わずとも有機栽培ができるようになるそうだ。この農法で育った食材はビタミンやミネラルが豊富で、健康によいとされている。現在、ロオジエではこの農法で作った佐賀県の卵、宮崎県のフィンガーライム、長崎県のニンジンジュースなどをメニューの中で提供している。

マイクロバイオーム農法を取り入れたメニューでもう一つ人気が高いのが、オリジナルティーだ。茶葉には、長年女性の自立を支援する非営利の慈善団体「ファム・デュ・モンド財団」と共に、紅茶作りに携わるスリランカの女性たちを応援する「Tea for Two プロジェクト」で作ったものを使用。

さらに世界で唯一、茶葉をフレンチオーク樽で熟成する特許取得製法を導入するなど、こだわりが詰まった逸品だ。繊細で透明感のある味わいを自宅でも楽しみたいという声が多く、今まではロオジエで食事をしたゲストにのみ販売してきた。今回、特別にダイナースクラブ会員限定で通販が可能に。生産者にも飲む人にも優しい紅茶。季節の変わり目に体を労わるギフトとしても喜ばれるはずだ。

ロオジエのオリジナルティーは4種がセット。スリランカ・ディンブラ村の秘密のプランテーションで手摘みされたプレミアム・ブラックティー「秘密の園」、それをベースにしたフルーティなブレンドティー「アリカンテの安らぎ」、フランス・ヴェルサイユ「王の菜園」で栽培されたりんごやバラの天然エッセンスを使用した「千年の調べ」、ブータン王の姉が運営する農園で作られたスパイスなどを融合した「ブータンの夢」の4種。11,880円(税込)。

写真・大志摩 徹 文・小倉理加

L'OSIER

お問い合わせ

ロオジエ

電話0120-156-051

*掲載情報は2023年10月号掲載時点のものです。

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