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目利きが選ぶアレやコレ
第1回わたしの旅の必需品

イラストレーション・naohiga

Illustrations by naohiga

旅が人生の縮図だとするならば、“携帯する愛用品”とは

いわば人生をハンドリングしていくための“必須ギア”。

厳選が求められるからこそ旅をすればするほど、

己の人生の形が見えてくる。

目利きたちの必携品は“意外”でもあり、“納得”でもある。

モノの情報だけでなく、これまでにたどってきた

“人生の知恵”が詰まっている。

01 Mikiko HAYANO

02 Shimpei KURIHARA

03 Ryuji BANDO

01 Mikiko HAYANO

世界のセレブが指名する美容家　早野實希子

過酷な環境でも自分をリセットできる腸活セット

＋最強美容原液で自分のコアを整える

ロンドンを拠点に欧米の往来が多い私にとって、必需品とは“自分のコアを整えるもの！”に尽きますね。食べる、寝る、排出する、は基本の“き”。なかでも集中して行っているのが腸活です。肌トラブルや体調不良を防ぐことはもちろん、腸は脳とも密接に関連しているので、“元気な腸”は思考をクリアに。この“リセット感”がとても大切なんです。

まずは処方薬もある市販の整腸剤「ビオスリーHi錠」を腸内フローラ改善のために朝と晩。モリンガを主体に食物繊維を含んだサプリ「飲むはらまき」をサポートに加えて、野菜不足解消のための「こだわり青汁」、添加物の排出には「ディープクリアブラック」を愛飲しています。硬水による肌乾燥を招きがちな旅先では、ハーブのエキスを長時間発酵熟成させた「薬用オパールR-Ⅲ」も欠かせません。

何年も試行錯誤した末の“必携セット”。まさにお守りのような存在です。

早野實希子

英国王室御用達医師が主宰するロンドンのサロン『GraceBelgravia』を経て5つ星ホテル『The Lanesborough』にてトリートメントを行う。東京では『Lyvolvant』を主宰。海外セレブからの指名も多数で、世界で最も予約の取れない美容家といわれる。

02 Shimpei KURIHARA

リアルな“旨メシ”の伝道師　栗原心平

4〜5台使い潰すほど愛用するサムソナイト。

旅も料理も道具は中身の質を上げる

空を飛ぶより“地面をつたっていく旅”が好きです。新幹線の車中での時間は、誰にも干渉されずに創造力を巡らせることができるからいいのだと思います。そんな旅の必需品といえば、やたらと数が増えてきた電子機器を一気に充電できるタイプCの高速充電器。三叉のケーブルを新幹線やホテルのコンセントに差し込めば、いわゆる“実用の環境”が整います。

質のいい道具が料理のモチベーションを上げるのと同様に、旅ではサムソナイトのキャリーケースが快適さを下支えしてくれています。どんな衝撃にも壊れないタフさ。収納の使い勝手の良さ。4～5台は使い潰した（!）末に出合った理想の相棒は、キャスター部分が破損した際も手作業で修理をしたほどの愛着の逸品。

大好きな時代小説の本と、僕の基本の調味料「ひんぎゃの塩」も放り込むと、旅支度は完了です。

栗原心平

料理家の栗原はるみを母に持ち、幼い頃から培われた“絶対味覚”でリアルな旨メシを伝授する超人気の料理家。マネジメントで携わる津々浦々の店舗やメディア出演等で全国を飛び回る。

03 Ryuji BANDO

熱血の元サッカー日本代表　播戸竜二

小分けの愛用品がぎっしり詰まったポーチ。

それが日常を再現する旅の必需品

現役時代は週に2度は遠征に、今も何かと移動が多い僕にとって“旅自体が生活そのもの”。旅先でいかに日常を再現できるかがパフォーマンスを上げる条件です。そのために欠かせないのがMandukaのヨガタオルと“遠征セット”と名づけたコスメポーチ。ヨガタオルは、朝晩のストレッチ用にマットより軽量なものを探して見つけました。

コスメポーチの中には、シャンプー、ボディソープ、洗顔料、化粧水、歯磨き粉など13種類の家でいつも愛用しているものを小分けにして、隙間もないほどにぎっしりと詰めています。ホテルにもアメニティはありますが、行く先々でブランドが違ってしまい、調子が狂うような……（笑）。

普段どおりでいたいから、結局、荷物はいつも想定以上に多くなってしまうのですが、快適さのための“重さ”を引いているのだと思っています。