Fashion
女性を美しく象る
「バー」ジャケット

仕立てのいいダブルブレストのジャケットが、現代女性の美しいボディラインを暗示させる。柄はナチュラルベージュとブラックのハウンドトゥース。胸からウェストへとシェイプし、そしてヒップへと続く構築的なシルエットが女性のボディを締め付けることなく、心地よく包み込んでいる。このディオールの「バー」ジャケットが誕生したのは1947年。以来、ジャケットというマニッシュなアイテムが、それぞれの時代に合った女性の理想的なボディラインを彫刻のように形づくってきたのだ。

「バー」ジャケット

ディオール 2020春夏コレクション会場には木々が生い茂る庭園が造られ、自然との共存が謳われていた。このハウンドトゥースのベースカラーも自然を想起させるベージュ。着心地のいいジャケットと膝上丈の揺れるスカートのセットアップが、リラックスした印象を醸し出している。袖は女性の華奢な手首を強調する7分丈。メゾンのスタイルの象徴でもある「バー」ジャケットは、今季、現・アーティスティック ディレクターのもと、自然への謳歌という再解釈を得て、スタイリッシュと快適、どちらをも可能にしたのだった。

ディオールのニュールックは、ファッション史における革命だった。細く絞ったウェストラインがエレガントで、平和の象徴でもあった。その代表作が「バー」ジャケット。歴代のアーティスティック ディレクターに受け継がれ、さまざまな解釈でシーズンごとに発表され続けてきた。今回のハウンドトゥースのブラック部分には光沢のある糸も織り込まれ、奥深い表情を見せている。

ジャケット480,000円、スカート370,000円、
シャツ200,000円、ベルト98,000円(すべて税抜)

写真・大志摩 徹 文・松尾千鶴子

ディオール(クリスチャン ディオール)

フリーダイヤル0120-02-1947

*掲載情報は2020年8&9月号掲載時点のものです。

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